画像

  • 画像
  • 画像
  • 画像

News- 高知のニュース

過去の死亡事故を教訓に 桂浜の波打ち際で救助訓練 【高知】

本格的な海のシーズンを前に高知市の桂浜で溺れた人を救助する訓練が行われました。

この訓練は12年前に桂浜で県外から来た男の子2人が立て続けに高波にさらわれて死亡した事故を受け毎年行われています。きょう(29日)は桂浜水族館の職員や浜辺の監視業務にあたる警備員のほか、高知海上保安部などからおよそ20人が参加しました。

桂浜は波の変化が激しく急に高波が来る場合があり、遊泳禁止となっています。去年9月には県外から訪れていた大学生が波にのまれ死亡する水難事故が起きています。

きょうは溺れた人に浮き輪の形をした救命具を投げる訓練が行われました。しかし…

「はい、投げてください」
「ありゃりゃりゃ」

救命具を思った所に投げられないなど苦戦する人もいました。

参加した桂浜水族館の職員
「浮き輪を投げるのが思った距離とか、思った通りの場所に飛ばなかったので難しいなと思いました。どうしても職場が海の近くにあり事故に出くわすこともあると思うので、きょう学んだことすぐに思い出せるようにして生かせるようにしたい」

高知海上保安部によりますとことし県内では5月末までにマリンレジャーの事故で2人が負傷、1人が死亡しています。

これから本格的な夏のレジャーシーズンを迎えるにあたり注意を呼びかけています。