【高知】牧野博士の故郷に誕生「まきのさんの道の駅・佐川」地元グルメで観光客をおもてなし
2023年6月21日(水) PM6時45分
川辺世里奈アナウンサー:
植物分類学の父、牧野富太郎博士の故郷・佐川町。大自然の中にできた道の駅は木の温もりが感じられ、“牧野づくし”なんです。こちらには植物でできた「MAKINO」の文字。こちらには牧野博士の帽子とカバンと一緒に撮れるフォトスポットがあります
佐川町加茂の国道33号線沿いに6月25日にオープンするのが、その名も「まきのさんの道の駅・佐川」です。観光客をもてなす拠点を作りたいと佐川町が約10億円かけて整備した県内25カ所目の道の駅で駐車場には99台が止められます。
切妻屋根の建物は牧野博士の生家がある佐川町上町の街並みを思わせるつくりで、県産のスギやヒノキがふんだんに使われています。延べ床面積は1200平方メートル。館内には観光案内所や仁淀川流域の新鮮な野菜や地酒を販売する「まきのさんの市場」があります。
21日、地元の人や関係者向けに内覧会が行われ、佐川町自慢の味が振る舞われました。
テナントのひとつレストラン・西村商店は種類豊富な定食が自慢。イチオシメニューは佐川町産の猪の肉とニラを使った味噌だれ定食です。
川辺世里奈アナウンサー:
食欲がそそられる香り。(食べて)お肉やわらかいです。猪肉の旨味と甘味にニラの風味がよく合います。甘辛い味付けなので、どんどん食べられてスタミナがつきそうです
地元の人たちも舌鼓をうっていました。
地元の人:
大変おいしかったです。刺身もあったしフライもおいしくてすごくボリュームがあっていいです。皆さんに町内外からたくさん来ていただきたいですね
地元の人:
もうこれ(メニュー)楽しみでね。次回(食べたい)やつを今見てね、どれにしようかなと思って
このほか「gochisou Lab.KOCHI」の「ごちそうバウム」は道の駅のオリジナル商品。施設内にあるオーブンで毎日、焼き上げます。佐川町産の米粉を使った生地は舌触りがなめらか。外側にはきび糖と地元の酒蔵・司牡丹が手がけたハーブが香るクラフトジンをコーティングしています。
佐川町産業振興課・下八川久夫 課長:
観光客の方も増えておりますので佐川のおいしいものを知っていただきたい。この道の駅を拠点にして町内の観光・(仁淀川)流域の観光にも足を伸ばしていただきたい
「まきのさんの道の駅・佐川」は6月25日午後2時半にオープン。佐川町は年間40万人の来客を見込んでいます。
また、道の駅の隣には木製遊具で木登りなど森の遊びを体験できる「佐川おもちゃ美術館」が建築されています。こちらは7月15日オープンです。