画像

  • 画像
  • 画像
  • 画像

News- 高知のニュース

桂浜シン発見!坂本龍馬記念館で特別展 歴史と文化を通し浦戸湾・桂浜の魅力を紹介【高知】

高知県高知市の県立坂本龍馬記念館で開かれている「花と歴史の爛漫土佐」。この春、桂浜公園がリニューアルオープンし、牧野富太郎博士をモデルにしたドラマが始まった事に合わせて、歴史や自然に触れながら「浦戸湾」の魅力を再発見してもらおうと企画されました。

会場には、浦戸湾に関する歴史資料をはじめ、絵画や絵馬、古地図など多彩な資料を展示しています。

県立坂本龍馬記念館・河村章代さん
「浦戸湾は今も昔も船がよく行き来する交通の要衝地だったが、平安時代の土佐日記にも浦戸という地名が出てきます」

紀貫之が書いた土佐日記には、都に戻る時、「大津から浦戸に向かう」と記されていて、浦戸湾が古くから高知の海の玄関口だったことがわかります。

「おほつ(大津)よりうらど(浦戸)さして(向かう)こぎいづ」
この絵は江戸時代の後期に描かれた「吸江図」。浦戸湾は昔から、印象的な景観が点在する風光明媚な地として親しまれ、土佐の画人たちに愛される題材でした。

浦戸湾沿いには、五台山があります。この山で牧野富太郎博士が採集したと思われるのが「シタキソウ」です。博士直筆のスケッチで精密に描かれています。

また江戸時代後期の作品「浦戸湾絵巻」には、桂浜で宴を楽しむ人々や土佐藩主・山内家の別邸なども描かれ、当時の風物や生活の様子を見ることができます。

県立坂本龍馬記念館・河村章代さん
「浦戸湾の美しさや魅力桂浜の魅力というものを、今回の展示を通して皆さまが新発見していただけたら大変うれしく思います」

この特別展は、7月2日まで県立坂本龍馬記念館で開かれています。

最近のニュース