本当はガンだった…ハガキで『ごめんなさい』今年は「母の愛を感じる」1枚が最優秀に【高知】
2023年1月11日(水) PM7時30分
藤尾悠アナウンサー:
大切な人への『ごめんなさい』の便りが今年も南国市後免町(ごめんまち)にたくさん集まりました。
南国市後免町の恒例のコンクール「ハガキでごめんなさい」。「後免町という地名になぞらえて今まで言えなかったごめんなさいの気持ち、その”トゲ”を抜いてもらいたい」と高知県出身の漫画家・やなせたかしさんが2003年に発案し、2023年で19回目を迎えました。
(ハガキ)
サッカーW杯日本代表の皆さん W杯の試合中、日本代表のプレーに文句を言ってごめんなさい
(ハガキ)
叔母から「おばあちゃんの三回忌してきたよ」と電話が。「あー、行きたかったけどコロナが心配だったから遠リョしたんだよ~。」「そーだよねー。」となごやかに電話を切った。・・・違うんだ・・・忘れてたんだよ。ごめんなさい おばーちゃん!7回忌は絶対忘れません!!
応募したのは幼稚園児から80代まで幅広い年代。全国47都道府県から1772通が寄せられ、南国市の平山耕三市長ら15人が20の入賞作品を選びました。
最優秀賞に選ばれたのは愛知県の女性の作品。コロナ禍での妊娠中、ふるさとの母を気遣い何度も連絡をしますが「大丈夫」のひとことのみ。出産後に、本当はガンだったけれども心配をかけたくなかったと打ち明けられました。
(ハガキ)
お母さん たった1人でガンと戦わせてしまってごめんね。私も”お母さん”になれたよ
南国市・平山耕三市長:
くすっと笑えるものから胸を打つ、感動を与えてもらえる作品もあり、今年は母の愛を感じる作品を選ばせてもらいました
入賞者の表彰式は2月12日に行われ、入賞作品は近日中に南国市観光協会のHPで公開されます。