感染拡大で近森病院が外来を一部停止 「医療状況は崩壊」 【高知】
2023年1月6日(金) PM7時00分
新型コロナの感染拡大を受け高知市の近森病院では新型コロナの影響でほぼ満床が続いています。
近森病院 感染症内科・石田 正之部長
「医療状況は崩壊していると言える。7波の時と比べても明らかにお断りをせざるをえない件数が増えている」
こうした状況を受け発熱外来はきょうから当分の間、一般外来や救急外来は今月10日まで新たな受け入れを停止。ただし救急車やドクターヘリでの搬送など一部は受け入れます。
近森病院 感染症内科・石田部長
「職員にも陽性者が出ている。人員繰りが難しくなっている。入院患者からコロナ陽性者が出て、そちらの感染対応を行なうことによって、ベッドはあるけれど感染症の問題で入院(患者)を入れることができない」
救急搬送を断った件数はおととし12月が26件だったのに対し、先月は283件と10倍以上増加しています。今月に入ってからわずか6日間で61件でした。
今後はインフルエンザとの同時流行も懸念されるため、受け入れ制限を延期する可能性もあるということです。