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News- 高知のニュース

当て逃げ男性を直撃取材「意識もうろうだった」駐車場で4台被害、1台は廃車に【高知】

認定こども園の先生の車4台が当て逃げされる事件。発生から11日、急展開を迎えました。

被害にあった先生:
「当て逃げをした方が見つかった。びっくりはしたが良かったと思った」

当て逃げをした男性を直撃するとー。

当て逃げした男性:
「前の車とか他の車にも接触してしまって」
Q.どうして事故を報告せず現場を離れた?
「そのときに意識がもうろうとして」

事件が起きたのは6月5日午後2時すぎ。高知市五台山にある東部総合運動場の駐車場でした。高知市と香南市の認定こども園の園児たちが運動会のリハーサルをしていました。

玉井新平アナウンサー:
「当て逃げ事件の現場です。当日は運動会のリハーサルがドームで行われていたため、駐車場は先生方の車がずらりと停まっていました。そんな中、犯人は休憩しようと奥へ進んでいきます。

しかし、フェンスで行き止まりのため引き返そうとしたところ、階段付近で1台の乗用車と衝突。その後、バックし、このあたりに停まっていた軽乗用車にも衝突します。その反動で隣の車にも被害が及びます。

その後さらにバックして数m先の車にも衝突。わずか50mで4台の車が被害に遭い、犯人は逃走します。その一部始終はあちらの防犯カメラに記録されていました」

先生4人の車が当て逃げの被害にあいました。このうち20歳の新人保育士は、乗り始めて1年も経っていない車を廃車にせざるをえませんでした。

新人保育士:
「今、送迎を園の管理職の人にしてもらっている状態。社会人になったので自立して生活しようと決めていたときに悲しい事件が起きたので、迷惑がかかって申し訳ない気持ちでいっぱい」

被害にあった先生:
「自責の念があるなら、自首して、自分の心にけりをつけてほしい」

施設の管理者は事件の一部始終を捉えた防犯カメラの映像を高知東警察署に提供しました。そして、発生から11日後の16日、事件は急展開します。

被害にあった先生の携帯に高知東警察署から連絡があったのです。

被害にあった先生:
「当て逃げをした方が見つかったということで。正直もう見つからないという諦めの気持ちが半分くらいあって。修理も自分で保険使ってやるしかないと考えていた。賠償もしてもらえると思っている」
Q.一安心?
「そうですね」

高知さんさんテレビは、当て逃げをした南国市・50代男性を直撃。事件の経緯と逃げた理由を聞きました。男性は事件当日、寝不足だったと言います。

当て逃げした南国市・50代男性:
「昼寝をしようと駐車場に入って。どん詰まりだったので、バックで切り返そうと思ったとき、自分の車が相手の車の前を傷つけてしまった。いかんと思って切り返したら、また前の車とか他の車にも接触してしまって」

Q.どうして事故を報告せずに現場を離れた?
「その時に意識がもうろうとして、そんな大したことがないと思って。意識や感覚がなかった。とりあえず出られたので家に帰って寝ようと思って、いかんことですけど、その場から離れたいと思って出てしまった」

さんさんテレビは6月11日、当て逃げ事件を独自で放送しました。するとその2日後、当て逃げをした男性の自宅に警察がきました。

当て逃げした男性:
Q.警察の調べに当て逃げしたことは認めた?
「はい」
Q.自分の行動を今思うと?
「その時、怒られてもかまわん、警察を呼んでおけばましやと思って、後悔している。ご迷惑をおかけして申し訳ないと思っている」

高知東警察署は、事件を起こした男性の軽乗用車を押収し任意で調べていますが、詳細については捜査中で答えられないとしています。

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