揺れたら「カエルポーズ」を 南海トラフに備え 防災アドバイザーが市職員に”出前授業”【高知】
2022年11月17日(木) PM6時40分

17日、高知県の四万十市役所で行われた職員研修。講師を務めたのは県内でホームセンターなどを運営する「フタガミ」グループの防災アドバイザーです。職員らが学んだのは揺れを感じたときにどんな姿勢を取るべきか。学校で教わることの多い頭を抱えて守る体勢では…揺れに耐えられず大きく体勢が崩れてしまいました。一方、防災アドバイザーがオススメしたのは両手を床につき腰を落として前を向く「カエルポーズ」です。
(揺れをカエルポーズで体験)
防災アドバイザー
「この状態でしたら上から何か落ちてきたと思っても前に逃げることができる。周りを見ているので物が落ちてくるとかそういった危険から逃げられる。揺れに耐えられて逃げられる」
県の想定によりますと四万十市では南海トラフ地震で最大で震度7の揺れと22mの津波に襲われる恐れがあります。
防災アドバイザー 楠瀬淳司さん
「市役所の職員が自分自身の備えのレベルをあげるという気になってもらいたい。必要性は分かっていても実行に移さない限りはレベルは上がらないと思う」