小学5年生が大人顔負けのガイド、幕末の天才絵師『絵金』愛を見込まれ学芸員からオファー【高知】
2022年10月3日(月) PM7時10分
10月1・2日の2日間、香南市赤岡町の絵金蔵では幕末の絵師・金蔵の生誕210年を記念して特別展が開かれました。普段はレプリカが飾ってある展示室に絵金祭りでしか見ることができない”本物の”芝居絵屏風13点が展示されました。
愛媛から:
迫力があってちょっと怖い絵ですね
大人でもちょっと怖い絵を熱心に見ている男の子。野市東小学校5年生の斎藤颯介くんです。3年生のときに初めて訪れた絵金蔵に今では毎週通うほど、魅力にドハマり。夏休みには絵金をまねして描いた灯籠を作るほどです。
でも、ただの”絵金ファン”ではありません。
斎藤颯介くん:
緊張はあまりしていない。みんなに絵金を好きになってほしいし、絵金の内容をいろいろ知ってほしい
始まったのは”絵金ガイド”です。
斎藤颯介くん:
佐倉宗吾が将軍様に農民の思いを伝えるために行ってくるから、もう家には一生帰って来れないから、さよならということで、すごい悲しいから血の涙を出していたり、赤い着物を着た子供もお父さんの袖を思いっきり引いて行かんといてと思いを強くさせたり、お母さんもすごい難しい手をして大泣きをする場面です
お客さんたちは大人顔負けの説明に聞き入っていました。
香南市から:
こうやってガイドしてもらって絵金を見ることで深く分かれたのですごい良かったと思うし、颯介くんの”好きや”っていう気持ちがすごい伝わってきて良かったです
同級生:
(普段は)すごい元気いっぱいでいつも遊んでくれたりしてます。(ガイド姿は)すごいかっこよかったです
そんな颯介くん、実はガイドは初挑戦でした。知識と愛を見込まれ学芸員からオファーされたのですが、見事に大役を果たしました。
さらに颯介くんが絵金に憧れて描いた絵8点が展示されていて中には物語まで自分で考えた作品も
斎藤颯介くん:
この”よう子”というすごい青白くなった人を絵金さんも怖いから怖いように描いてみたりペンをピシャーってやって血のようにしてみたりしたところがポイント
斎藤颯介くん:
絵金を僕が好きだから”絵金博士”みたいな感じでなってみたいから将来は絵金蔵の学芸員さんになってみたいです