県内初!建設業界で働く外国人労働者向け講習センター開所 資格取得を後押し【高知】
2022年3月1日(火) PM7時50分
施設ができたのは南国市岡豊町で、かつて温泉旅館として使われていた建物を活用しています。
きょう(1日)の開所式には施設を運営する高知市の建設会社・高知丸高の高野広茂会長らが出席しました。
高知丸高は技能実習生などとして、15年前から100人ほどの中国人を受け入れてきました。
しかし、これまで県内には溶接や重機の運転資格を取るために外国人が母国語で学べる施設がなく、愛媛や千葉などに出かけて学ぶ必要がありました。
県内に施設ができたことで、外国人労働者が県外への移動の負担なしに資格の取得などに専念することができるようになります。
4年前に来日し、高知丸高で働く中国人の荊連富(ケイ・レンフ)さんです。
広島で1週間合宿し溶接の資格を取得しました。
県内にできた施設で勉強し、より難しい資格を取ることをめざしています。
荊連富さん
「楽しいです。丸高の会社優しいです。資格、近く、いいね。とてもいい。便利です」
政府はきょう、コロナ禍の水際対策として実施してきた外国人の入国規制を緩和。
新規の技能実習生なども入国できるようになりました。
高知丸高・高野一郎社長
「(単なる)労働力じゃなくて仲間といいますか無くてはならない存在なので、何よりも事故・災害をなくして無事に国に帰っていただく。少しでもそういう部分で助けることができれば」
研修施設ではフォークリフトの運転など、建設業界で必要な技能を学ぶことができます。
ベトナム語・ミャンマー語・英語・中国語の4か国語に対応していて、高知丸高の従業員以外も対象です。
講習はあす(2日)から開始されます。