たわわに実った『土佐文旦』収穫ピーク 自宅で作れる“フルーツサンド”もオススメ【高知】
2021年11月22日(月) PM12時00分
川辺世里奈アナウンサー「ハウスで育ったこれらの文旦。雨や風から守られこんなに美しい実に育ちました」
黄色がまぶしい宝石のような果実。高知を代表する柑橘「土佐文旦」です。
JA高知県戸波温室土佐文旦部会では12人の生産者が3ヘクタールのハウスで土佐文旦を栽培しています。
年末のお歳暮商戦に間に合うよう、露地栽培の土佐文旦より1か月ほど早い11月15日から収穫が始まり、最盛期を迎えています。
露地栽培に比べて濃厚な甘さが特徴のハウス土佐文旦。その秘密は?
生産者・藤岡義久さん「なるべく水を使わないように、糖度が上がるように、中身ができあがるように。地面を乾かして味乗せをしています。ハウスならではの独特のつくりかたです」
2021年は夏場の長雨で玉太りや色づきが心配されましたが、徹底した温度や水の管理により、直径の平均は約15センチ、糖度は13度と出来は上々です。
露地栽培の場合、収穫後およそ1か月追熟させますが、ハウスで育った土佐文旦はもぎたてが食べられるのが魅力のひとつ。
川辺世里奈アナウンサー「みずみずしい!果肉がプチっと弾けて、中から果汁がジュワ~っと出てくる。爽やかな酸味はもちろん甘みが非常に強いです」
この甘みを生かしたとっておきの食べ方が、生クリームたっぷりのフルーツサンドです。
川辺世里奈アナウンサー「甘いクリームの中で文旦の酸味が引き立っておいしいです」
生産者・藤岡義久さん「(食べて)おいしいですね、安心しました。今年のできも上々です」
ハウス土佐文旦の出荷は11月末から12月中旬まで続き、2021年は例年並みの約20トンの出荷を見込んでいます。
生産者・藤岡義久さん「年末のお歳暮、お正月コロナで会えない、『あの方』にぜひご利用いただきたい」
高知県内では高知大丸や量販店で販売されるほか、贈答用として東京や大阪にも出荷されるということです。
生産者の藤岡さんにおいしい文旦の見分け方を聞いたところ「濃い黄色の果実が熟れている証拠で特に美味しい」とのこと。
土佐文旦のフルーツサンドは商品化の予定はありませんが、断面がハート型に見えて自宅で簡単に作れます。ぜひ、お家で試してみてください。