創業140周年の大西時計店がセイコーとコラボ企画展 貴重な腕時計を展示 【高知】
2021年11月5日(金) PM7時24分
創業140周年を迎えた大手時計メーカーの貴重な腕時計が高知市の時計店で展示されています。
高知市帯屋町の大西時計店は1881年に創業し今年140周年を迎えました。同じく創業140周年を迎えた取引先の大手時計メーカー「セイコー」とコラボし企画展を開いています。
展示されているのは東京銀座の「セイコーミュージアム」に保管されている貴重な腕時計15点です。
セイコー西日本営業部・梅本 信昭 部長
「こちらが国産初の腕時計ローレル」
1913年大正2年に発売された初めての国産の腕時計「ローレル」です。108年経った今でも文字盤はきれいに保たれ、機械遺産に認定されています。
セイコー西日本営業部・梅本 部長
「こちらの文字盤は琺瑯(ほうろう)焼き物で何年経っても色あせない文字盤になっている」
1969年に発売されたクオーツアストロンは世界初の電池を内蔵したクオーツ腕時計です。誤差は1カ月で5秒以内という画期的な精度を実現。特許技術は公開され、世界のメーカーのモデルとなりました。
こちらのレプリカは1923年の関東大震災を今に伝えています。セイコーの店や工場は全焼し、客から預かった懐中時計が溶けてくっついてしまったのです。
セイコー西日本営業部・梅本 部長
「1881年に創業した大西時計店とセイコーの歴史をみて、いろんな歴代モデルもあるので時の大切さを感じていただければ」
この企画展は11月16日まで高知市の大西時計店で開かれています。