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News- 高知のニュース

土佐清水市で牧場移転 “新居”へ馬の引っ越しが完了 【高知】

高知県土佐清水市にある馬の養老牧場がおととい(16日)市内の新しい場所に移転しました。

元気な馬、高齢の馬。14頭の引っ越しが完了しました。こちらは引退した競走馬などが余生を過ごす土佐清水市の「あしずりダディー牧場」です。

土佐清水市三崎の国道沿いから足摺半島にある唐人駄場の芝生広場に移転することになりました。牧場にはJRAのG1馬や乗馬クラブで活躍した馬など14頭がいて、7月上旬から数頭ずつ引っ越しを進めてきました。

おととい最後の6頭を専用のトラックに乗せ新天地に向かいました。

昔、競走馬として活躍した「コジロー」は32歳。人間で言うと100歳くらいのご長寿です。高齢のため足腰が弱り目も見えなくなってしまいましたが無事にトラックに乗れました。

新しい牧場は観光スポット「唐人駄場」の芝生広場にあり、広さおよそ2100坪。馬が暮らす厩舎は県産材を使い明るい雰囲気です。

観光馬車を引くため北海道で修業を積んだ1トン近い体重を誇るブルトン種の由美子もー

スタッフ「由美子ごはんでー」

7月からここで暮らし、すっかり慣れた様子です。そしてコジローたちも到着しました。

ダディー牧場はこれまで2頭ずつしか放牧できませんでしたが引っ越し先ではもっと多くの数を一度に放牧し、馬にのびのび過ごしてもらえると考えています。

NPO法人あしずりダディー牧場 命の会・上野 雄一さん
「次の役割を担う馬もいますし、かなり高齢馬もいますので安寧な日々を送らせてあげたい」

あしずりダディー牧場は今後、乗馬体験や観光馬車を走らせ、多くの人に馬と触れ合ってもらいたいとしています。