「逆走始めます」「こわっ!」 《逆走車》と《出くわした車》を体験 その時どうすればいいのか?【高知】
2025年6月23日(月) PM7時51分
逆走車に乗車体験の様子:
警察官「逆走始めます」「こわっ!」
土佐市の自動車学校で開かれた交通安全教室では正面衝突や逆走の危険性を感じる体験をしました。運転するのは警察官。参加者は逆走車と逆走車に出くわした車に分かれ体験しました。
こちらは逆走車に出くわした方の車内です。
同乗した人(74)は:
「私、横で見ている感覚だったんですけど、ドライバーさんはものすごいでしょうね」
「難しいと思います。よけ切れない」
逆走事故に巻き込まれないためにはどうすればいいのか。
逆走車が発見されると高速道路の情報板に「この先、逆走車あり」と標示されます。
そのような標示を見たら…
◆速度を落とすこと
◆前の車と車間距離を取ること
◆2車線以上の場合左側車線を走行すること
このような対処で衝突のリスクを少しでも下げることが大切です。
交通安全講話:
「警察とか道路管理者の方に早く、いち早く動いてもらって、その逆走車を停止させてもらうことがすごく大事なことになります」
参加者(77):
「(逆側の道に)入りかけたこともあるので、入ってしまうとどう処置するかというのもなかなか難しいので、今日学んでスピードを緩めて止まるとか、そのまま走らないように気をつけたいと思います」
慣れない高速道路では自分が逆走してしまう危険がないとはいえません。指導にあたった警察官は「車両進入禁止」などの標識を見落とし、逆走の方向に入ってしまうことから、とにかく標識を見落とさないよう緊張感を持った運転をしてほしいと伝えていました。
土佐警察署・田邊清典交通課長:
「逆走事案が全国的に発生しておりますが、逆走をまずしないということが大切かと思います。皆さん、普段の運転の際には標識等を見落とすことなく常に緊張感をお持ちになって運転を心がけていただきたいと思います。よろしくお願いします」
全国で多発する逆走車による事故を受け、土佐警察署が初めて開いた交通安全教室。参加者たちは真剣な表情で講習を受けていました。