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News- 高知のニュース

「高知でアニメを作りたい」県内初!「手書きアニメーションスタジオ」ってどんな所?【高知】

スタジオがあるのは高知市帯屋町アーケードにある複合ビルの4階です。

野村舞アナウンサー
「シェアオフィスの一角にエイトカラーズの事務所があります。中にパソコンが並び作業をしていらっしやいます。こんにちは」

大きな机にパソコンが3台。ここが今年7月、高知に初めてできた手書きアニメーションのスタジオです。ちょっと殺風景ですが画面を覗くと…「アニメーション」です。

東京で別のアニメ関連会社を運営する宇田 英男社長ら3人が、東京に集中しているアニメ制作を地方でも行えるようにと立ち上げました。しかし、お言葉ですが、せまくありませんか?

宇田英男社長
「このスタジオの特徴のひとつ、デジタルを活用していること。パソコンとモニターがあれば仕事ができるという環境を整えているので、できる限りコンパクトにスタジオ運営をしている」

エイトカラーズは基本的には東京で制作されたアニメの修正作業などを請け負います。パソコンとインターネット環境があれば在宅勤務も可能な仕事のため、あえて立ち上がりはコンパクトを意識したそうです。

Q,手書きといっても全てパソコンなんですね
宇田英男社長
「東京のスタジオでは紙にえんぴつの会社が多い。高知の場合は紙を行ったり、来たりさせるのが難しいので基本的にはこのスタジオは全てパソコンで」

こちらの佐藤時人さんは10月からエイトカラーズで働く正社員第1号です。高知市出身の20歳で大阪の専門学校でイラストを勉強し、地元で働きたいとUターンしてきました。

エイトカラーズ 佐藤時人さん
「本当に嬉しい。タイミングが良かったので高知でアニメ会社って全然なかったので嬉しい」

このスタジオではアニメ制作の未経験者でも、インターンとして研修を受け、アニメーターを目指します。佐藤さんは1ヵ月という異例の早さで研修を終え、正社員になりました。

エイトカラーズ 佐藤時人さん
「監督クラスになれるように努力をしていく。高知でアニメを作って例えば地上波で流れるようなそこを目指していきたい」

設立の報告のため宇田社長らは浜田知事を訪問しました。実は県は「IT・コンテンツ関連企業」の誘致を進めていて、エイトカラーズの進出は26社目となります。

浜田知事
「高知で活躍しているクリエイター、クリエイターを目指す学生さんたちにとって非常に心強い。また目標ができたという事で喜んでいる」

エイトカラーズにとってはまんが甲子園の開催など、クリエイターが育つ土壌があることも高知進出の大きな決め手でした。

宇田英男社長
「実際スタッフも入って作業をしてみると、思った以上に高知でもできると高知でも実感できた。もっと多くの人に参加してもらってアニメを作る環境を作っていきたい」

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