高専の学生が制作した人工衛星打ち上げ ロケットが直前で緊急停止、延期に 【高知】
2021年10月1日(金) PM12時13分
高知高専の学生らが作った人工衛星の打ち上げがきょう(1日)鹿児島で行われる予定でしたが直前にハプニングが発生しました。
こちらは鹿児島県の「内之浦宇宙空間観測所」。JAXAのイプシロンロケット5号機が発射台に設置されています。ロケットの中には高知や群馬など全国10校の高専生が2年半かけ共同で開発した人工衛星「KOSEN-1」が積み込まれています。
「KOSEN-1」は幅20センチ・高さと奥行きが10センチ、重さ2.6kgの小型人工衛星です。宇宙空間では市販の巻き尺から作ったアンテナを遠隔操作で7m伸ばします。木星のオーロラの電波を観測する実験に挑みます。
南国市の「海洋堂SpaceFactoryなんこく」では一般客20人ほどが打ち上げを見守りました。母親と訪れたこちらの小学生は…
小学4年男子
「衛星がどういうことするのかとかも気になるし、最先端の技術が詰め込まれているから面白いです」
そして打ち上げ予定時刻が近づいてきました。
「19、18、17、16…」
「緊急停止が発令されました」
鹿児島テレビ・上枝 一樹アナウンサー
「イプシロンロケット打ち上げ予定時刻になりましたが、緊急停止のアナウンスが流れました。ロケットは打ち上がっていません」
アナウンス
「地上局で問題が発生したため本日の打ち上げは中止いたしました」
一般客
「ええ~!」
地上設備に不具合が確認され打ち上げは中止されました。
小学4年男子
「現実ってこういうことなんだなってわかって面白かった。あした以降にちゃんと打ち上がったらいいなと思います」
打ち上げはあす以降に延期となりました。