牧野植物園が無料開放…「新たな発見だらけ」富太郎博士の誕生日に見学ツアー【高知】
2021年4月26日(月) PM4時00分
中村安里アナウンサー「新緑が美しい牧野植物園。沢山の人がこの景色を楽しんでいます」
牧野富太郎博士は1862年4月24日、高知県佐川町で生まれました。
94年の生涯で1500種類以上の植物を命名し「日本の植物分類学の父」と呼ばれています。
誕生日を記念して、牧野植物園は4月24日、1日無料開放され、普段の倍の約2600人が訪れました。
植物を観察する際、蝶ネクタイとハットを身に着けていた牧野博士。
そんなオシャレな牧野博士に扮した職員による植物見学ツアーも開かれました。
管楽器のサックスのような形をしているのは「オオバウマノスズクサ」です。虫が花の中に入って受粉を手伝うんです。
そして、参加者が前のめりになって見ているのはランの一種「ヨウラクラン」。幅1ミリから3ミリほどの細さで、ランの中でも最も小さいと言われています。
川岸に生息するこちらのキシツツジは牧野博士が命名しました。水害にも耐えられるよう葉が細くなったと言われています。
鴻上泰 植物研究調査員「100年以上は川岸で洪水に耐えながら生きている、このキシツツジの逞しさですよね」
牧野博士のエピソードを交えながらの解説にファンは。
県外から「(牧野博士の)大ファンで、あのかわいらしさの。そしてあの追及っぷりと。きょうはご案内していただけるというこで応募しました。新たな発見だらけです」
鴻上泰 植物研究調査員「牧野富太郎さんにはおよばないけど、植物の楽しさ・面白さを伝えたいという気持ちはやっぱり変わらないので。牧野さんも多分かなりおしゃべりだったと思います」
こんこん山ではネモフィラやマーガレットの花畑が見頃を迎えていて、ゴールデンウイークのピクニックにもおすすめです。