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News- 高知のニュース

牧野植物園が無料開放…「新たな発見だらけ」富太郎博士の誕生日に見学ツアー【高知】

中村安里アナウンサー「新緑が美しい牧野植物園。沢山の人がこの景色を楽しんでいます」

牧野富太郎博士は1862年4月24日、高知県佐川町で生まれました。

94年の生涯で1500種類以上の植物を命名し「日本の植物分類学の父」と呼ばれています。

誕生日を記念して、牧野植物園は4月24日、1日無料開放され、普段の倍の約2600人が訪れました。

植物を観察する際、蝶ネクタイとハットを身に着けていた牧野博士。

そんなオシャレな牧野博士に扮した職員による植物見学ツアーも開かれました。

管楽器のサックスのような形をしているのは「オオバウマノスズクサ」です。虫が花の中に入って受粉を手伝うんです。

そして、参加者が前のめりになって見ているのはランの一種「ヨウラクラン」。幅1ミリから3ミリほどの細さで、ランの中でも最も小さいと言われています。

川岸に生息するこちらのキシツツジは牧野博士が命名しました。水害にも耐えられるよう葉が細くなったと言われています。

鴻上泰 植物研究調査員「100年以上は川岸で洪水に耐えながら生きている、このキシツツジの逞しさですよね」

牧野博士のエピソードを交えながらの解説にファンは。

県外から「(牧野博士の)大ファンで、あのかわいらしさの。そしてあの追及っぷりと。きょうはご案内していただけるというこで応募しました。新たな発見だらけです」

鴻上泰 植物研究調査員「牧野富太郎さんにはおよばないけど、植物の楽しさ・面白さを伝えたいという気持ちはやっぱり変わらないので。牧野さんも多分かなりおしゃべりだったと思います」

こんこん山ではネモフィラやマーガレットの花畑が見頃を迎えていて、ゴールデンウイークのピクニックにもおすすめです。