高知県の岩城副知事が退任 女房役として戦後最長9年3カ月 【高知】
2021年3月31日(水) PM7時26分
高知県知事の女房役として戦後最長の9年3カ月を務めた岩城副知事がきょう(31日)退任し、県庁を後にしました。
午後5時過ぎ、県庁を出る岩城孝章副知事を見送るために県職員らが集まり労をねぎらいました。
岩城さんは県庁職員を経て2012年1月に副知事に就任。尾崎前知事を2期8年にわたり支えました。
浜田知事から続投を要請され、去年1月からは副知事として戦後最長の3期目を務めていました。
2人の知事に仕えてきた9年3カ月を振り返り…
岩城副知事
「一番がんばらないといけないと(思ったのは)、知事が交代した時」
浜田県政のスタートに合わせて県職員も変わる必要があると考え、自分の部屋に幹部職員を数人ずつ招いてじっくり話をしたと言います。
岩城副知事
「尾崎知事には全面的に頼って、『こうしなさい』というトップダウン型の知事だった。浜田知事は『職員自らが提案をして、しっかり理解してくれて方向性を示してくれる。そういうタイプの知事だから部局長以下、職員しっかりがんばらないといけない』という話を何人かに分けて話をした」
副知事として大切にしてきたのは職員一人ひとりとの会話でした。
浜田知事「こちらこそお世話になりました。お気をつけて」
岩城副知事「知事も頑張ってください」
浜田知事「ありがとうございます」
岩城副知事「皆さん本当にお世話になりました。ありがとうございました」
大勢に見送られながら職員時代も含めて43年を過ごした県庁に別れを告げました。