愛をかたりだまし取る“ロマンス詐欺” 郵便局員が未然に防止 【高知・宿毛市】
2021年2月24日(水) PM6時56分
外国人をかたって恋愛感情を抱かせ金をだましとる「国際ロマンス詐欺」を防いだ郵便局員がいます。その驚きの手口とは?
宿毛警察署・山本 正幸署長
「詐欺を看破し(見破り)、迅速かつ適切な対応により“国際ロマンス詐欺”被害を未然に防止した」
宿毛郵便局に勤務する竹葉 智也さんです。詐欺を防いだとして宿毛警察署から表彰されました。
宿毛郵便局・竹葉 智也さん
「その男性(被害者)は英語でやりとりをしていた。話を聞いていたら明らかに詐欺」
竹葉さんが防いだのは外国人をかたってSNSで接触し、恋愛感情を抱かせて金をだましとる国際ロマンス詐欺です。
被害にあった宿毛市の独身男性は去年2月、アメリカ軍の軍人を名乗る女とSNSで知り合います。その後、英語でメールのやりとりを続け、結婚の話にまで発展しました。
しかし、その後こんなメールが届きます。
被害男性に送られてきたメールについて
竹葉さん
「中国で拘束されて保釈されるのに、保釈金がいるという内容。その時点でかなりあやしいと思った」
信じた男性は先月、宿毛郵便局を訪れ「保釈金」として41万5000円を海外に送金したいと局員に相談。竹葉さんが詐欺と気づき警察に通報しました。
Q被害男性が詐欺にあっている感覚は?
竹葉さん
「全くない。だまされているという意識は全然もっていなくて、頭のいいしっかりしている方なので、そういう人でもだまされるんだとちょっと怖い気持ち」
竹葉さんは今後も積極的な声かけで詐欺を防いでいきたいと話していました。