画像

  • 画像
  • 画像
  • 画像

News- 高知のニュース

「イエローゾーン」って? ”津波災害警戒区域”の指定に向け県が案を提示 対策強化へ【高知】

津波災害警戒区域『イエローゾーン』『オレンジゾーン』という言葉をご存知でしょうか。津波対策を強化するため、県は沿岸地域におけるゾーンの指定に向けた準備を進めています。その指定基準が示されました。

県が指定を目指しているのは津波災害警戒区域・『イエローゾーン』とより危険度が高い津波災害特別警戒区域・『オレンジゾーン』です。

イエローゾーンはこれまでに全国17道府県で指定されています。指定されるとゾーン内の学校や福祉施設などは避難計画づくりと訓練が義務化されます。

県が示した案によるとイエローゾーンは浸水が想定されるすべての区域。一方、オレンジゾーンの指定はこれまでに静岡県の伊豆市のみとなっています。指定されると学校や福祉施設などを新設したり改築する場合、構造や床面の高さなど開発に制限がかかります。

オレンジゾーンは30センチ以上の津波が30分以内に到達するか、『基準水位』が2メートル以上となる区域です。『基準水位』とは津波が建物に衝突した際の水位の上昇を考慮して算出されます。

例えば県庁前から電車通り付近にあたる高知市本町の4丁目と5丁目の境付近では、基準水位が1メートルから1.5メートルになります。指定基準によるとイエローゾーンにあたります。県は来年度、沿岸19市町村との勉強会や住民説明会などを経て、イエローゾーンを指定し、オレンジゾーンについては市町村の意向を聞いていく方針です。

最近のニュース