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News- 高知のニュース

「独自の工法で世界の建設を変える」技研製作所飛躍の年へ 主力製品”油圧くい打ち機”新年初出荷【高知】

高知市の機械メーカー、技研製作所は5日が仕事始めです。

新年最初の出荷には、去年北村精男会長からバトンを受け取り、新たに社長に就任した森部慎之助社長や社員120人が集まり、納入する機械で安全に工事ができるよう
祈願しました。

大阪や愛知などに向け出荷されたのは、技研の主力製品であるサイレントパイラー
4台です。サイレントパイラーは1975年に北村会長が開発した油圧のくい打ち機で、構造物の基礎を固めるため地中深くまで杭を打ち込みます。地震の際に大津波の恐れがある高知海岸をはじめ、世界の40以上の国と地域で使われています。

去年はオランダの世界遺産「アムステルダムの運河」の改修工事で公募が行われ、
世界16の企業の中からサイレントパイラーを使ったくい打ちの技術が採用されました。振動や騒音が少なく、狭い場所でも工事ができる点などが評価につながり、今年から試験的な施工を始める予定です。

技研は売り上げの海外シェアを現在の2割弱から7割までアップさせる事を目標にしていて、世界の公募で採用されたオランダの事例を足がかりにしたいとしています。

森部慎之助社長
「今までずっとまいてきた種がやっと芽が出始めてきた。これを続けていくことによって海外7割は達成可能だと思っている」
「技研独自の工法で世界の建設を変える」

社員たちは目標を高く掲げ、サイレントパイラーを見送っていました。

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