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News- 高知のニュース

歯科材料メーカーが《黄金の仏像》制作 国内トップ「YAMAKIN」“3D技術”応用で実現【高知】

まばゆい輝きを放つ黄金の仏像。作ったのは彫刻士ではありません。高知県内の歯科材料メーカーが制作したものなんです。金の仏像と歯科材料メーカー、一見意外な組み合わせですが…高知の企業が挑んだ新たなものづくりに迫ります。

三木優花アナウンサー:
「細かい部分まで繊細に作り込まれた金の仏像。実はこちら、歯科材料で使われている技術が生かされているんです」

細部の凹凸まで精巧に表現されている15センチほどの仏像。この仏像を制作したのは香南市に本社を置くYAMAKIN、国内トップシェアを誇る歯科材料メーカーです。そんなYAMAKINの原点は貴金属の製造・加工なんです。

1957年に地金商として創業。その後は歯科用の貴金属を扱うようになり、近年は全国から注目されるメタルレス商品を生み出しています。

Q金の仏像を作ることになったきっかけは
金属材料開発課・森本太郎 研究員:
「3Dプリンターという技術があるんですけど、3Dの造形物を自由な形で作ることができるということで、それを歯科以外に使いたいというのが一番最初のきっかけになります」

全国的に金の仏像の需要が高まっていることに着目し、4年ほど前から仏像づくりの研究を開始。歯の模型などを作る3Dプリンターなどを活用しついに2026年、金の仏像が完成しました。

さらに香南市在住の仏師・吉田安成さんと共同で制作。本物の造形美を忠実に再現する手作りの技術と歯科技工の製造などで培ってきた精密な加工技術のコラボレーションです。

この技術を使ってさんさんテレビのキャラクター「さんのすけ」のフィギュアを作れないか、お願いしてみました。

元のイラストを3Dデータ化した後、3Dプリンターで樹脂製の原型をつくります。そして「電気めっき技術」を応用し、原型に金を付着させます。

付着させる金の厚さは0.01ミリ。YAMAKINが研究を重ねてきた3Dプリンターとめっき技術を生かした「電気鋳造技術」です。

一般的な鋳造は溶かした金属を型に流し込んで形を作りますが、電気鋳造の場合は複雑な凹凸にも対応でき、精巧な構造を再現できるんです。

金属材料開発課・森本太郎 研究員:
「最初に3Dのモデルを作ってデザインをして、これをプラスチックに3Dプリンターで造形して、電気鋳造として金にする部分まで一貫してすべて社内でできるというところが弊社ならではの特徴だと思います」

0.2ミリの純金を付着させる金の仏像の価格は大きさや金の相場によりますが、500万円から1000万円ほど。

仏像の受注のほかに、今回のさんのすけのように写真データから作成する金のフィギュアの受注も行っています。

この金の仏像やフィギュアは11月に高知市で行われる、県内のものづくりに励む企業が独自の技術や製品を紹介する「ものメッセ」で展示される予定です。

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