天皇皇后両陛下が高知訪問 障害のある人の作品に「素晴らしいですね」笑顔で交流し帰京
2026年10月27日(火) PM7時30分
10月25日・26日の2日間、よさこい高知文化祭の開幕に合わせて天皇皇后両陛下が来県されました。各地で県民と交流し、土佐路に笑顔と感動が広がりました。
【オーテピア高知図書館前】
2日目の26日、天皇皇后両陛下が宿泊先から向かわれるのはオーテピア高知図書館。
鍛治屋明香アナ:
「オーテピア入りされる天皇皇后両陛下をお出迎えしようと平日の朝、雨が降っていても多くの方が集まっています」
皆さん日の丸の旗を持ち、携帯電話のカメラを構え準備万端です。両陛下を乗せた車が前を通ると集まった人たちは「雅子さま」と呼びかけながら旗を振っていました。
【オーテピア高知図書館】
オーテピア高知図書館では本を読んで音声を収録する音訳のボランティアや県立盲学校の生徒らと懇談。実際に音訳した音声を聞かれた両陛下は。
天皇陛下:
「これはどういう場所ですか?」
音訳ボランティア:
「自宅なんですけど静かな部屋で読んでいます」
天皇陛下:
「同じように?」
音訳ボランティア:
「そうですね。やはり雑音が入らないように」
県立盲学校の生徒たちとの交流の際には手指を使ってイラストなどを説明する「触図」を体験されました。
天皇陛下:
「ちょっといいですか?」
雅子さま:
「本当だ。とてもよく分かりますね」
雅子さまはクモの巣の触図を触られたようで、生徒たちは―
生徒:
Q『クモはお好きですか?』と聞かれて何と答えましたか
「クモは嫌ですと答えました」
【いの町紙の博物館】
この後、訪れたいの町紙の博物館では3年に1度開かれている「高知国際版画トリエンナーレ展」を鑑賞。両陛下は佳作賞に選ばれた受賞者から土佐和紙の特徴や作品に込めた思いなどに聞き入っていました。
佳作賞・安芸真奈さん:
「版画の説明をしていると、『彫刻刀で彫ったんですね』と陛下がおっしゃって、お二人で工作で使ったよねとか(話された)。お二人で顔を見合わせていたところがとても印象的でした」
【高知県立美術館】
両陛下は県立美術館も訪れ、障害のある人たちの作品を集めた「スピリットアート」も楽しまれました。内園明日美さんの作品は動物のサイと円周率の「π」がポップな数字で表現されています。
天皇陛下:
「素晴らしいですね、細かい」
雅子さま:
「あそこから始まるんですね。3.14」
内園明日美さん:
「思っていた以上に深く見てくれて、私にも質問をしてくれたりしたので、お話するまでは緊張したんですが、すごくお二人が興味を持ってくれて一つ一つに感想を言ってくださりながら見てくれたのでうれしかったです」
書道で特選を受賞した近藤可連さんの作品もご覧になりました。
天皇陛下:
「素晴らしい作品ですね。時間をかけて」
書道で特選・近藤可連さん:
「うれしかったです」
母親:
「天皇陛下と(息子が)実は誕生日が一緒で、その話をしたらにこやかに笑ってくださって本当にお会いできて光栄でした」
【高知龍馬空港】
県内での公務を終え、帰路につく両陛下を見送ろうと日が暮れた空港には多くの人が。到着を待つ間、警備に当たる人からこんな会話も。
警察官:
「地元の方だったら塩とタレどっち派ですか?塩の方~タレの方~」
カツオのたたきの食べ方でしょうか?雨の中、両陛下の到着を待つ人たちへの粋なサービスかもしれません。
そして、天皇陛下の姿が見えると歓声が響きます。
観客の声:
「陛下」「天皇陛下」「ありがとうございました」
雨の影響が心配された今回の訪問でしたが、天皇皇后両陛下は予定通りの日程をこなし東京へ戻られました。
浜田知事:
「ハンディをお持ちの方、いろいろ厳しい状況の中で自身の信じた道をしっかりと追求している方に大変温かいまなざしをお持ちになり、最後まで寄り添ってお話をお聞きするよということが態度をもって示されたところが私も感銘を受けました」
26日に両陛下のそばで取材した記者によりますと、雅子さまは予定の時間が来ても障害のある人たちが手がけた作品を興味深そうに楽しまれていたそうです。









