高知城のライトアップがシロアリを誘うため中止に 県「国の重要文化財を守る」
2026年6月17日(水) PM6時14分

国の重要文化財である高知城のライトアップがシロアリを集めているとして、6月15日から休止しています。
県歴史文化財課によりますと、12日朝、清掃スタッフが天守の最上階にシロアリの羽が大量に落ちているのを発見。
現時点では大きな被害は確認されていませんが、このままにしておくと天守などに定着して被害が生じる恐れがあり、「国の重要文化財を守る」ためとしています。
高知城のライトアップは敷地内に設置した照明器具が天守閣を照らすもので、景観の向上を目的に日没から午後10時まで毎日行われています。
シロアリ飛来の原因になっていることがわかったのは2025年6月。廊下門にシロアリ被害が確認されたことから駆除作業が行われた際、立ち会った県職員がライトアップの光に誘われて飛んでくるシロアリを発見しました。
ライトアップの中止は2025年に続いて2回目となります。
県によりますと、ライトアップが始まった時期は文書がなく不明とのことですが、残っている記録などから1970年代には行われていたとみられるということです。
高知城ではシロアリ被害が相次いでいて、2025年には2カ所で被害が確認され、駆除が行われています。
県では、シロアリ飛来のピークが過ぎる8月1日からライトアップを再開したいとしています。休止中も6月20日の「世界難民の日」と、7月3日~9日の「社会を明るくする運動」期間中はライトアップを行います。
*写真は2025年5月、廊下門で発見されたシロアリ(提供:高知県文化生活部歴史文化財課)









