高知のご当地ドリンク・リープル、“白黒”包装の可能性も ナフサ不足で ミレービスケットは一部受注停止
2026年5月14日(木) PM7時04分 <PM7時28分 更新>

人気菓子「ポテトチップス」。製造メーカーのカルビーは商品パッケージを白黒に変更すると発表しました。中東情勢の緊迫化により原油やナフサを原料とするインクなどの調達が不安定になっているため、と説明しています。
この波は遠く離れた高知にも…県民の“ソウルドリンク”がピンチです。
川辺世里奈アナウンサー:
「県民に長く愛されているリープル。中東情勢の影響で今後、パッケージの色が変わるかもしれません」
ひまわり乳業・吉澤文治郎 社長:
「“白黒”のパッケージのリープルになるっていう可能性も今のところゼロではない」
さわやかな甘酸っぱさや懐かしい味わいが特徴の乳酸菌飲料「リープル」。鮮やかなオレンジにネイビーの文字がおなじみの“ご当地ドリンク”です。
しかし5月13日、製造している南国市の「ひまわり乳業」に紙パックメーカーから「供給について7月以降は不透明」との連絡がありました。
ひまわり乳業・吉澤文治郎 社長:
「色数についてもまだ分かりませんけど、場合によっては減らしていくみたいな対応になる可能性もありますねと」
原因の一つが原油から精製される「ナフサ」不足。ナフサはプラスチックやビニール袋などの原料で、合成ゴムや塗料・洗剤など生活に身近な製品にも多く使われています。
【ピンチ1】『インク不足で白黒パッケージに!?』
「ひまわり乳業」によりますと、ナフサ不足が長引きインクなどの調達が不安定な状態が続くと今後、パッケージの色を減らしたり白黒に切り替える可能性があるということです。
さらにー
川辺アナ:
「こちらは先月販売が始まったばかりの瓶のリープルですが今後、フィルムやフタの仕入れが難しくなる可能性があるそうです」
【ピンチ2】『資材が手に入らない…』
こちらは牛乳を菓子店などに納品する際に使うビニール容器。業務用の10リットル入りですが、4月に仕入れ業者から「資材が手に入らず新規の注文を受け入れられない」という連絡がありました。
ビニール容器の在庫が切れた場合は、牛乳缶や1リットルの紙パックを複数使って納品せざるを得ないため、取引先への説明に追われています。
【ピンチ3】『物流停滞でコスト上昇』
この他、物流の停滞などにより石油関連製品など幅広い分野でコストが上昇。牛乳瓶などを運搬・保管するコンテナや紙パックなど、全般的に仕入れ値が上がっているといいます。
ひまわり乳業・吉澤文治郎 社長:
「来たか…と思いますよね。メーカーとしてはある程度苦渋の決断で対応していくタイミングが来るのかなと思いますけどね。リープルっていうと昔からこの色で親しんでいただいていますので、続けていけるものなら続けていきたい」
また高知名物のお菓子・ミレービスケットの中で、30グラムのミニパックが16袋入った「ミレー超ビッグパック」が現在、新規の受注を停止しています。
製造・販売する高知市の野村煎豆加工店によると、包材の納品が6月以降に滞る可能性があるため、4月中旬から新たな注文を受け付けていないということです。しかし、他の約90種類の商品については影響はないとしています。
「ひまわり乳業」はこのピンチを逆にチャンスととらえ、「何かおもしろいことができないか」と前向きに考えていました。とはいえ、こういった影響が県内各地に広がってくるとメーカー・企業大変です。一刻も早くこの混乱が収まることを願います。









