「怒りで体が震えた」東部自動車道の1歳児死亡事故、被告が「ながら運転」の常習性語る【高知】
2026年4月13日(月) PM7時27分
【動画には車が衝突する映像が含まれています】
東部自動車道で「ながら運転」の車に正面衝突され、1歳の男の子が亡くなった事故から1年半。事故をめぐる裁判で被告は「ながら運転」を常習的に行っていたと話しました。
大阪市に住む神農諭哉さんと妻の彩乃さん。2024年9月、家族で高知を訪れた際に1歳の息子・煌瑛ちゃんを事故で亡くしました。
ひろめ市場から田野町へ向かうため香南市の東部自動車道を走行中。突然、反対車線の車が飛び出してきて正面衝突。煌瑛ちゃんは後部座席のチャイルドシートでシートベルトをしめていましたが、全身を強く打ち亡くなりました。
起訴状によりますと、高知市の竹崎壽洋被告はシートベルトを外し、運転支援機能を使った状態で助手席の下のサンダルに履き替えようと左手を伸ばしました。その際、右手で握っていたハンドルを急に切り事故を起こした過失運転致死傷の罪に問われています。
4月13日は竹崎被告の被告人質問が行われました。事故後の記憶について「記憶がありません」と答えるも「ながら運転」を常習的に行っていたことを明らかにしました。
竹崎被告:「ゴルフの練習帰りにズボンや上着を着替えていた。月平均2~3回、合計で48回くらい」
検察:「なぜ?」
竹崎被告:「時間短縮のために」
検察:「なぜ繰り返すのか」
竹崎被告:「(自身の行動について)ハンドルを持って前を見ていたので、そんなに危ないとは思わなかった。考えが甘かった」
ながら運転の厳罰化を訴えている神農さん夫妻は裁判後の会見でー
神農諭哉さん:
「本当にがっかりした。この期に及んでも被害者を馬鹿にしている。怒りで体が震えていた」
また、裁判の傍聴席には1999年世田谷区の東名高速道路で、飲酒運転のトラックが乗用車に突っ込み、当時3歳と1歳の娘を亡くした井上保孝さん・郁美さん夫妻の姿もありました。
井上郁美さん:
「飲酒運転をする加害者も、ながら運転を繰り返す加害者も事故を起こさないだろう、事故を起こしていないことが負の成功体験になってしまってこれだけの大事故を起こしてしまう」
彩乃さん:
「もう(息子は)帰って来ないんですけど変えていかないと、同じ思いはしないでほしいなと思います。しっかり厳しく裁くことでこの後起きないでほしいですけど、起こってしまった方が少しでも救われればいいと思っています」
次回の裁判は6月3日で、結審する予定です。










