始めてわずか3年、“全戦KO”で全日本新人王に 黒潮のKOキング・市原涼選手の軌跡をたどる
2026年1月6日(火) PM7時32分

さんさんテレビもその活躍をずっと追ってきたプロボクサー市原涼選手の特集です。黒潮のKOキングが2025年末に新人王を獲得するまでの軌跡をたどります。
高知市出身のプロボクサー市原涼、23歳です。市原選手は右の強烈なストレートを武器に、高知から世界チャンピオンを目指す期待の星です。
黒潮ボクシングジム・小川竜司 会長:
「やばいもうやばいですこいつのパンチ。あの子のおかげでもう体ボロボロです。『黒潮のKOキング』って呼んでますけど」
ボクシングを始めてわずか3年ですが、持ち前のハードパンチでついたあだ名は「黒潮のKOキング」。4戦4勝4KOと連勝街道を走ります。しかし、ボクシングを始める前は漠然と毎日を過ごすだけだったといいます。
黒潮ボクシングジム・市原涼 選手:
「高校も途中でやめちゃったりとか、ハンドボール目的で高校に行ったんですけどそれも途中でやめちゃって」
ボクシングを始めたのはジムの先輩から誘われたのがきっかけです。体験だけでもと通ううちに彼の人生が大きく変わり始めました。
黒潮ボクシングジム・市原涼 選手:
「当たらないパンチが当たるようになってきたりとか、パンチよけられたりとか楽しかった、ボクシングが。ボクシングが楽しくてこれなら夢中になってできるわと思ってこれに人生かけたいなという感じになったんで」
現在は、ほぼ毎日ジムで汗を流しながらアルバイトで生計を立てています。家での食事はすべて自炊。体重管理も求められるプロボクサーにとって食事は大事な要素です。この日のメニューは焼き魚。
黒潮ボクシングジム・市原涼 選手:
「魚めっちゃ体にいいんで。あと、めっちゃパワーになります。」
Q肉よりも
「肉消化しにくいんすよ。魚食った日はめっちゃ調子いいときとかあるんで」
ひとつひとつの努力がちゃんと結果につながる、それがボクシングの魅力といいます。そんな市原選手の目標は新人ボクサーの登竜門・全日本新人王を獲得すること。市原選手はその予選を順調に勝ち抜き、7戦7勝7KOの好成績で新人王の決勝戦に駒を進めます。驚異的なのが、全7KOのうち5つが1ラウンドでのKO勝ち。県外のジムで世界チャンピオンのトレーナーも務めたことのある小川会長は、天性のパンチ力とボクシングセンスに太鼓判を押します。
黒潮ボクシングジム・小川竜司 会長:
「特別ですね。他の選手がもってないようなものを持っている」
得意技は右ストレートです。一発で倒す威力はもちろんですが、相手の攻撃に正確なタイミングでカウンターを合わせる高等技術も持ち合わせています。
黒潮ボクシングジム・小川竜司 会長:
「右も左も全てのパンチで倒せるものをもっています」
一方、高知出身の元フライ級ボクサーで日本チャンピオンに輝いた松岡洋介さんは市原選手のディフェンス面にも注目しています。
元日本フライ級チャンピオン・松岡洋介さん:
「サイドに回ってのボディーブロー、あれはほんとにいいと思いますね。」
攻め込まれた市原選手は相手の左に回り込み、ボディーブローを放っています。常に体勢を入れ替えながら、攻撃に転じていけるのが市原選手の強みだと言います。
元日本フライ級チャンピオン・松岡洋介さん:
「彼のほんとに持った技術面だと思うんですけど、やはりうまいなっていうのがすごくある」
黒潮ボクシングジム・市原涼 選手:
Q今の調子は
「今の調子は最高っす!どんどん強くなってる感じがあるんで」
そして試合当日。
司会:「青コーナー121パウンド4分の3 黒潮ジム所属 市原涼」
実況:「黒潮のKOキング。高知から7戦7勝7KO市原涼です。第1ラウンドから目が離せない戦いとなりそうです」
試合が動いたのは2ラウンド終盤です。
実況:
「互いにサンデーパンチ(強打)はもらっていないという状況です。左フック!これがある終わらせた!左フック一閃でした」
得意の右からつないだ左フックがフィニッシュパンチとなりました。豪快な結末でしたが、試合後に見せた表情はー
市原涼 選手:
「勝ててホッとしています。それだけです。高知県からも飛行機でわざわざ応援しに来てくれた人もいるので恩返しができてよかったです。ありがとうございました」
ひたむきになれるボクシングに出合い大きな勲章をつかんだ市原選手。世界チャンピオンを目指し走り続けます。ウマ年生まれで年男の市原選手、2026年の目標は23歳以下、ユースのチャンピオンになるということだそうです。










