『高知駅』精密模型を一般公開 “高知の玄関口”の歴史をひもとく企画展、12月25日まで開催
2025年9月24日(水) PM7時37分 <PM7時54分 更新>
駅や空港など「高知県の玄関口」となる交通拠点の歴史を知ることができる企画展が高知市で開かれています。
県立公文書館で行われている企画展「ようこそ高知へ!陸海空の玄関口」。高知駅、高知新港、高知龍馬空港の3つの交通拠点の整備計画書や模型など54点を展示しています。
川村和久アナウンサー:
「こちらはJR高知駅周辺の様子です。当時(昭和62年)は高架橋が設置されておらず踏切待ちの車が渋滞となっています。一方で設置されたあとは車がスムーズに通っていて利便性が高まっていることが分かります」
展示の中でひと際目を引くのがこちら。約20年前、現在の高知駅のデザインを検討する時に作られた100分の1サイズの模型です。これまで県土木事務所に保管されていて一般の人は見ることができませんでした。北口にある「みどりの窓口」にシンボルの大屋根・「くじらドーム」まで精密に作られています。
また、全国でも類を見ない県産の杉の木を使った屋根は駅舎が100年持つように設計されたことも紹介されています。このほかにも約半世紀前に書かれた高知港の港湾計画書や高知龍馬空港に初めてジェット機が就航した時の県の広報紙など貴重な資料が並びます。
県立公文書館・小溝智子さん:
「歴史上の転換点となる公文書を展示していますので、複数案あってどういう理由でそれが選ばれていったのかご覧になっていただきたいと思います」
企画展は県立公文書館で12月25日まで行われています。