暑い日は「さかわかき氷街道」で涼を満喫 1.7キロの“皿鉢氷”や“トマ氷”など29種類【高知発】
2025年8月14日(木) PM8時15分
高知市中心部から車で約50分の山あいにある緑豊かな町・佐川町。「植物学の父」と言われた、牧野富太郎博士の故郷としても知られています。
その佐川町の夏と言えば、「さかわかき氷街道」です。佐川町の旬の食材を使った、オリジナリティあふれる29種類のかき氷が、町のあちこちで楽しめます。
江戸時代から城下町として栄えた町の一角にあるのが、古民家を改装したカフェ、「旧浜口家住宅」です。こちらでいただけるのが「さかわの緑茶かき氷」です。シロップには、佐川産の緑茶がたっぷり。アズキとの絶妙なバランスが楽しめます。
川村和久アナウンサー:
「このほろ苦さが、何とも言えないおいしさです。食べているとお茶ーって言う感じがします」
中には佐川町のしぼりたて牛乳、「地乳」で作られたソフトクリームが入っていて、濃厚な味わいが楽しめます。
さかわ観光協会・山崎正和さん:
「佐川町はお茶の町。子どもにも楽しんでいただきたいと思いまして、かき氷にお茶をかけることで、色んな世代に楽しんでいただければと思います」
ちなみに、こちらの旧浜口家住宅は築170年。どこか懐かしい気分が味わえる空間に、暑さもスーッと引いていきます。
佐川の農産物が集まる「まきのさんの道の駅・佐川」。こちらではインパクト大の一杯が!
川村和久アナウンサー:
「えー!これすごい!デカ!」
高知名物の大皿料理「皿鉢」をイメージして作った一杯は、重さなんと1.7キロ。使用する氷の量は、なんと6人分です。
川村和久アナウンサー:
「この氷を一個…」
西村商店・岡林さん:
「タイなので赤です。海の部分ですね」
農家直送・佐川のスイカをたっぷりのせて、完成!「皿鉢かき氷」
川村和久アナウンサー:
「どこ食べようって迷っちゃいますよね」
西村商店・岡林さん:
「今年のスイカは、甘くておいしいと思います」
川村和久アナウンサー:
「すごくみずみずしい。甘さが広がるんですよ。後味も最高ですね。夏来ましたね」
太平洋から飛び出す「タイ」を表現した、見た目にも楽しい一杯に身も心もキーンと“整い”ます。
この道の駅には、子どもと一緒に楽しめるクールスポットも。2023年にオープンした「佐川おもちゃ美術館」です。館内には、「木の町」佐川ならではの遊具やおもちゃがズラリ。木の香りに包まれてのんびり遊べます。
来場者:
「屋内なので、涼しい中で遊べるのはいいなと思います」
さらに夏休み期間中は、自由研究にもぴったりな、野菜でスタンプを作るワークショップも。
川村和久アナウンサー:
「子どもだけじゃなくて大人も必死になっちゃいますね」
地元の子ども:
「野菜の形がいろいろとあって、すごく色も混ぜられたりしてすごく楽しかったです」
地元の子ども:
Q夏休み中、あと何回来たい
「10回ぐらいか、9回ぐらい」
かき氷街道、最後の一杯は、町唯一の焼き鳥屋さんが本気で作った渾身の一杯です。たっぷりとかかるのは、イチゴソース、ではありません。
川村和久アナウンサー:
「あ、トマト」
名産のフルーツトマトをふんだんに使った、その名も「やきとり屋さんのトマ氷」。ソースに使われるトマトを作るのは、地元佐川の原田農園です。水質日本一と言われる、仁淀川の水で育ったクリアな甘さが特徴です。さらに味変も。
日鶏・刈谷明里さん:
「隣についている塩をかけていただいたら、味変で違った味が楽しめると思います」
熱中症対策にもピッタリな一杯です。
ひんやりスイーツに豊かな自然。佐川町はまさに、夏休みを満喫できる涼スポットです。「さかわかき氷街道」は、9月30日まで開催中です。