『しっかり前を見て運転を』高知東部道での事故、延伸後に前年比30件増 人的要因が9割
2025年8月14日(木) PM7時41分 <PM7時48分 更新>
2025年6月、高知東部自動車道で正面衝突事故が起きました。フロント部分が完全につぶれた車が、事故の衝撃の強さを物語っています。
東部自動車道は2025年3月、高知龍馬空港 – 香南のいち間が開通し、高知市から芸西までがつながりました。延伸で交通量が増え、事故が増加。県警によりますと、東部道では2025年、87件の事故が発生していて、2024年の同じ時期に比べ30件以上も増えています。
特に、交通量の増える朝と夕方の通勤時の事故が多く、前方不注意などの人的な要因が9割を占めています。
延伸前ですが、2024年9月には、香南やすIC付近でセンターラインをはみ出した車が、対向車線の車と正面衝突し1歳の男の子が亡くなりました。事故の原因は、ドライバーが運転中靴を履き替えようとした「ながら運転」とみられています。
お盆のUターンラッシュで、交通量がさらに増加するこの時期、土佐国道事務所は、「運転手は車間距離をとって、しっかり前方を見て運転してほしい」と呼びかけています。