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News- 高知のニュース

「テント設営、明かりなしは厳しい」高校生らが夜間停電想定の避難所運営に挑戦【高知・黒潮町】

南海トラフ地震が発生した際の避難所に指定されている、高知県黒潮町の大方高校で、夜間を想定した防災訓練が行われました。

仮設テント運ぶ人:
「テント置きます、テント置きます」

25日、大方高校で行われた夜間宿泊訓練には、生徒や地元住民ら約30人が参加しました。

黒潮町は、南海トラフ地震発生時には最大34メートルの津波が想定されていて、大方高校は地域の避難所に指定されています。生徒たちは避難所の運営に協力することになっています。

今回の訓練は、真夏の夜に地震が発生し、電気が使えないという想定。午後5時42分、体育館の温度は31℃で湿度は72%。生徒たちはうちわであおぎながら仮設テントを設営していました。

一方、体育館の外では、設計図を見ながら仮設トイレを組み立てていきました。

Q.まだ明るいうちに作ったけど、これを夜にいきなり作ってと言われても無理?
生徒:「そうですね。一回経験があるのとないのとでは違うと思う」

晩御飯には、カセットコンロで温めたレトルトカレーを食べていました。

大方高校3年:
「スムーズには進んだんですけど、仮設トイレの設営にあたっては本当に結構体力も使う。明かりがないと考えると、テントの設営だったりそういうところは厳しいかなと感じる」

生徒たちは、今回の体験で見つけた課題を夏休み明けの授業で共有し、今後の訓練に生かしていくということです。