造船会社の元従業員2人、初公判で横領の罪認める 10年にわたり共謀か、検察は追起訴予定【高知】
2025年7月3日(木) PM7時25分
高知市の造船会社の元従業員2人が会社の金を横領した罪に問われている事件。3日の初公判で、2人は起訴内容を認めました。
業務上横領の罪に問われているのは、高知市仁井田にある大永造船で総務経理部長だった廣見崇被告(53)と、執行役員を務めていた久保智被告(74)です。
2021年8月と2022年8月、2人は共謀して代表取締役名義で振り出した小切手で会社の金合計136万円余りを横領した罪に問われています。
3日の初公判で廣見被告と久保被告は起訴内容を認めました。検察は「2人は約10年前から横領を繰り返していた」「銀行で換金した金を人目につかない場所で分けていた」と指摘しました。
大永造船によりますと、社内調査で把握した2人の着服総額は8700万円に上るということです。
検察は7月中旬、追起訴を予定しています。