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News- 高知のニュース

緊急着陸から25日で1カ月、異例の長期滞在《過去3年で最長》高知龍馬空港のF-35Bステルス戦闘機

アメリカ軍のステルス戦闘機が高知龍馬空港に緊急着陸して、あす25日で1カ月。“異例の長期滞在”となっています。

川辺世里奈アナウンサー:
「アメリカ軍のF35ステルス戦闘機は、高知龍馬空港に着陸してから31日目のきょうも同じ場所に動かず駐機しています。こちらからは機体に変わった様子は見られません。作業員でしょうか、4~5人が機体の下でミーティングをしたり、台車で何かを運ぶような様子が見られました」

アメリカ軍のものとみられるコンテナやテントも設置されたままです。きょう(25日)もコックピットを開けて作業するなど動きはあるものの、飛び立ちません。

展望デッキには、戦闘機を見に来た人の姿が。

香美市の元自衛官:
「10回以上は来てるんじゃない?本当にね、いつ飛ぶんだろうと思ってね。ブルーのカバーがかかってるでしょ?右側に。あれが元のエンジンですよね。前も1回試験したみたいですけども、ダメで。だからずっと長引いてるみたいな感じですよね」

3月25日午後2時ごろ、アメリカ軍岩国基地所属のF-35Bステルス戦闘機が緊急事態を宣言して高知龍馬空港に着陸。一時、消防車が出動し現場は騒然となりましたが、けが人はいませんでした。

アメリカ軍は今回の着陸について、飛行中に警告灯が点滅したため「予防着陸」したもので、墜落の恐れがある「緊急着陸」よりも危険性は低いと説明。翌日には米軍の輸送機が資材を運び込むなど離陸に向けた準備が進んでいるようにみえましたが…

3日経っても、1週間経っても飛び立たず。4月6日には、機体の後ろから炎を噴き出していました。アメリカ軍は必要な整備を行い、機体の安全が確認でき次第離陸するとしていますが、不具合の内容や今後の見通しについて明らかにしていません。

4月10日の会見で浜田知事は次のように述べました。

浜田知事:
「安全を最優先ということで、ルールに従って行われたもの、やむを得ないものだと思います。県内でも不安に思われる県民の皆さまからの声は私どもも受け止めておりますので、このあと速やかに元に戻っていただくのがいろんな意味で望ましい姿だと私も認識しております」

きのう(23日)、これまでとは違う動きが。翼が動いたあと、機体の上部分が開きました。さらに、タイヤ止めが吹き飛ばされる場面も。

「防衛省中国四国防衛局」によりますと、きょう(24日)の午前中、エンジンをかけるテストを1回行ったそうです。これまでも米軍機が日本の民間空港に予防着陸した例はありますが、31日という期間は過去3年で最長です。

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