高知県内の景気「緩やかに持ち直している」5カ月連続判断据え置き【日銀高知支店】
2025年4月22日(火) PM12時09分
日本銀行高知支店は県内の景気について「緩やかに持ち直している」としています。5カ月連続の判断据え置きです。
日銀高知支店は3月中旬以降の県内の景気について、個人消費の堅調な推移や雇用者所得が着実に増加していることから「緩やかに持ち直している」と5カ月連続で判断を据え置きました。
今年2月の県内の主要観光施設への入込客数は前の年に比べ37.3%、主要な旅館・ホテルの宿泊客数は2.2%減っています。「らんまん」効果の反動が続いていると見られますが、コロナ禍以前の水準に持ち直しています。
先行きについては食料品の値上げやガソリン価格の高止まりで節約志向となり、個人消費が減少する可能性がある。人手不足が深刻化するなか賃金の引き上げが今後も続くのか、アメリカ・トランプ大統領の関税対策などについても注視していく必要があるとしています。