高知県の人口《65万人》下回る 1年で約1万人減少
2025年4月21日(月) AM10時10分 <AM10時30分 更新>
高知県は4月21日、最新の県内推計人口(1日時点)について、64万8313人と発表しました。
3月1日時点から約3000人減少し、65万人を割り込みました。
高知県の人口は2024年4月に66万人を割り込んでいて、この1年間で約1万人減少したことになります。
《浜田知事のコメント》
高齢化が進む本県の年齢別の人口構成に鑑みると、いわゆる自然減を中心として、相当程度の人口減少が生じること自体はやむを得ないと考えています。
一方で、令和6年度の出生数が過去最低を更新したことや、社会減が令和5年度から更に拡大したことは、元気な未来創造戦略の取り組み1年目の結果としては大変厳しいものと受け止めています。
人口減少対策は、1年2年で成果が出るものではなく、施策を強化しながら粘り強く取り組んでいくことが必要と考えています。
このため、産業振興を通じた若者所得の向上や、共働き・共育てのさらなる推進を中心として対策を強化することとしています。
また、出生数に影響を与える婚姻数については、人口動態統計の速報値によると、令和6年は増加に転じるなど、明るい兆しも見え始めています。多様な出会いの機会の大幅な拡充を図り、婚姻の増加、出生の増加につなげてまいります。
また、人口減少問題の克服は地方の努力だけではなし得ません。子育て世代の経済的負担の軽減や東京一極集中の是正などを国において責任を持って進めていただくことが是非とも必要ですので、県として、国への政策提言も粘り強く行ってまいります。