《ネイリストの挑戦》ネイルに咲く花でお客さんの心を華やかに 高知市から全国大会へ!【高知】
2025年3月27日(木) PM7時55分
ネイリストの技術を競う全国大会に高知市の女性が挑戦!観光名所など高知の魅力をデザインしたネイルを披露しました。
3月18日、広島で行われた「クレアトゥールアワード」。全国に約100店舗を展開する美容サロン「クレアトゥールグループ」が5年前から開催している社内コンテストです。各地域の予選を勝ち抜いたネイリストやアイリストが頂点を目指します。
秋月志穂さん:
「手が震えてきました。怖いですね」
2025年、ネイリスト部門に四国代表として出場したのが高知市の秋月志穂さん(40)。果たして結果はー
高知市杉井流にある「アルティ バイ クレアラルーチェ 高知インター店」。秋月さんはここでネイリストとして働いています。爪を美しくみせる繊細で淡いデザインのネイルがお客さんに好評で四国の売上ランキング上位者に。今年のコンテストの代表に選ばれました。
秋月さんには得意なデザインがー
秋月志穂さん:
「“お花のアート”を持ってくる子がいたら、その子には負けたくないなと思います」
秋月さんが描いた花のアートがこちらです。一輪の大きさは1センチ。花全体を立体的に見せるため形や濃淡の違う花びらを重ねています。
秋月志穂さん:
「筆、ここにあるだけで20本ぐらい?このアートにはこの筆使いたいみたいなのを置いてたりします」
ちなみに筆の数「20本」は他のネイリストの倍だそう。一段目の大きな花びらは平たい筆で、その上に重ねる二段目の花びらは先が斜めになった筆を使って描いています。
秋月志穂さん:
「一段目描いた筆はまっすぐな線が引けるので桜の花びらっぽかったりとか、大きい花びらみたいなのをこういう感じで。二段目に描いたお花の筆に関しては先端が斜めになっているので、中心部分が薄くなるような色味になります」
この筆使いにネイリスト仲間も“花のアートは 秋月さんの武器!”と話しています。
高知市出身の秋月さんは県の臨時職員などとして働いていましたが、コンプレックスだった自分の爪がネイルで変わった感動を多くの人に味わってほしいと30歳でネイルスクールへ。ネイリストになってからも猛勉強してスキルを上げ、コンテストの出場権を手にしました。
しかし、大会2カ月前ある知らせがー。2025年のテーマが「ご当地ネイル」に決まったのです。
秋月志穂さん:
「ご当地ってなんだろうっていう…高知って酒、よさこい、カツオ、龍馬って感じで言われちゃうので、そうなると私、自分の強みなくなるんじゃない?って」
どうなる秋月さん…!?
3月18日(火)大会当日・広島市
秋月志穂さん:
「きのうなかなか寝れんかったので、ぎりぎりまでチップで練習しようと思って練習してました。目標は(賞金)50万=グランプリ!」
本戦では6人のネイリストが審査員の前で施術し、デザイン性や技術を競います。制限時間は1時間です。
「スタート!」
“ご当地ネイル”秋月さんはどのように高知を表現するのでしょう。
できあがった作品がこちら!高知の観光名所改修してきれいになったはりまや橋に。よさこい節に出てくるかんざしの飾り。牧野博士が愛した花々が咲き誇る春らんまんな風景を得意の花アートで表現しました。
緊張の結果発表ー
「グランプリは…アリスリー上大岡最戸店¥稲冨沙弥香さんです」
残念ながらグランプリ獲得はなりませんでした。
秋月志穂さん:
「自分なりの高知の良さというか、高知が好きだよっていう気持ちも込めて一番得意なアートを披露できて良かったよっていっていただけた。もう120点で」
大舞台での経験を生かし、秋月さんはこれからもお客さんの爪と心を華やかに彩ります。