高知龍馬空港IC‐香南のいちIC 3.5キロが開通《南国安芸道路》高さ8m、人命救う道路に
2025年3月17日(月) PM7時52分
南国安芸道路の高知龍馬空港ICと香南のいちIC間(3.5キロ)が3月15日、開通しました。
高知市から芸西村まで一般道に降りずに通行可能となり、これまで約30分だった所要時間が6分ほど短縮されます。県東部の活性化に期待が寄せられています。
午後4時に一般利用が始まると、高知龍馬空港ICから次々と車が入っていきました。
中川哲記者:
「今回の道路には追い越し車線もあります」
開通したのは南国安芸道路の途中、一部未開通だった区間で、開通により高知市と芸西村が自動車道で直結しました。
芸西西ICの目の前にある酒店「響屋」吉田佳織社長:
「やっぱり多いですね、降りてくる車が。これ(開通)をきっかけにちょっと寄ってもらえたらいいなと。芸西のゆるやか時間を楽しんでもらえたら。」
地元でとれた野菜などを売っている直販所「かっぱ市」はお客さんでにぎわっていました。
高知市からの買い物客:
「(開通して)めちゃくちゃ便利でした。遠出もできるようになると思いますので楽しみにしてます。」
一方で県東部に住む人の利便性も高まります。
安田町から:
「一週間にいっぺんくらいは高知の方向いて行きゆうき、乗り換えて高速に乗りよったけんど、直行になったき、楽になったわね」
開通した区間は道路の高さが約8メートルあり、南海トラフ地震で津波が発生した際には避難場所になります。
土佐国道事務所・石下増美事業対策官:
「地震等にも強い道路となっていますので、人命を救う救急の道路として使っていただけると期待しております」
南国安芸道路は渋滞緩和や医療機関への救急搬送に活用できるメリットもあり、ますます私たちの生活に欠かせない道となりそうです。
南国安芸道路は今後、芸西西ICから安芸西ICまでの8.5キロメートルが開通し、全長21キロメートルになる予定です。開通時期は未定です。