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News- 高知のニュース

仏の輸入業者が高木酒造を訪問「感動しました」《仏起点にEU各国に土佐の酒普及を》【高知県】

街が“おきゃくイベント”で盛り上がる中、高知の酒を世界に発信する取り組みが行われています。

トロリとした日本酒をテイスティングするのはフランスで日本酒を中心とした輸入業を営むジャン・ジャック・バッチさん。パートナーの須田亜理砂さんとともに高知の酒蔵を訪れました。

昨年末「伝統的な酒造り」がユネスコ無形文化遺産に登録されました。土佐酒の販路を海外へさらに拡大しようと県の産業振興推進部が橋渡しとなり今回の商談が実現しました。

香南市で140年の歴史を持つ高木酒造は地元・高知の素材にこだわり、水や米だけでなく
県の技術センターが開発した「高知酵母」を使い、バラエティ豊かな香りの日本酒を展開しています。

また、毎年4月に行われる「どろめ祭り」のメインイベント日本酒の大杯飲み干し大会も高木酒造が企画するなど日本酒業界を盛り上げてきました。

フランスの輸入業者ジャン・ジャック・バッチさん:
「どれも素晴らしいお酒でした。フランスでも少しずつ淡麗辛口の「土佐スタイル」が好まれるようになっています。高木酒造さんの造る酒は大変バラエティに富んでいて感動しました」

商談では味や品質だけでなくラベルも話題に。見た目の美しさもフランス人には大事なポイントだといいます。

高木酒造5代目高木直之さん:
「非常に丁寧に飲んでいただいたなと思いますし、今まで持っていた(淡麗辛口という)高知のイメージからプラスのもっといいイメージを持っていただけたんじゃないかと感じた」

県によりますと酒類の輸出総額はおよそ6億円と食品の20%以上を占めており、日本酒はユズや水産物に並ぶ重要な特産と位置付けています。今後はフランスを起点としてEU各国に土佐の酒を普及させていきたいということです。

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