《老若男女、全国各地から》春を彩る土佐の「おきゃく」のんべぇたちでにぎわい【高知】
2025年3月3日(月) PM7時32分
高知の春を彩る一大イベント土佐の「おきゃく」がスタート。おまちは大きな宴会場となりのんべぇたちでにぎわいました。
三木優花アナウンサー:
「きょうから土佐の「おきゃく」が開幕しました。初日の昼から多くの方でにぎわっています」
客:「カンパーイ」
3月1日の土曜日に開幕したのが高知の街を大きな宴会場に見立てて開催される土佐の「おきゃく」
高知市中央公園にはしまんとターキーの串焼きや長太郎貝などおよそ20のグルメ屋台が並びました。土佐の「おきゃく」といえばー「べろべろの神様」酒飲みのための神様に手を合わす人もいました。
「いっぱい飲みまーす!」
埼玉から:「カンパーイ、飲むよ飲むよ飲むよ。あーうまい!おいしい!最高!おきゃく最高!来年も来ます」
埼玉から:「おきゃくは今回で5回目です。昼からこんな楽しく飲めるとか、そういうのは高知しかないと思うので、ぜひこの文化を全国に広めたいですね」
去年、日本の伝統的酒造りがユネスコ無形遺産に登録されたことを受け土佐の地酒ブースでは19銘柄の地酒を飲み比べできる初の試みも。
高知市から:
「うまいですね、これなかなかフルーティーで思わず一気飲みしてしまいました」
また、高知市内の店でアルコールとおすすめ料理をお得に楽しめる「ちょい飲み手帖」も販売されていました。
ステージ演奏【OMENS OF LOVE】
ステージ上では「ラ・ラ・ラ春まつり」が開催され、出演バンドが奏でる華やかな生演奏で会場を盛り上げていました。
三木優花アナウンサー:
「帯屋町商店街にはこたつが出現。多くの人がこたつに入りながら楽しんでいます。おきゃくストリートはこれまでの5倍の250mまで距離を伸ばし、開催されています」
帯屋町のアーケードに並んだのはおよそ30台の「こたつ」です。昼過ぎになると酒や料理を持ち寄って楽しむ人の姿が多く見られました。
土佐の「おきゃく」のために京都から日帰りできた夫婦は2月、龍馬マラソンを走ったそうで、この日も?
京都から(夫婦)夫:「駅着いてタクシーで花海道まで走って、そこで10キロ走って、舞い戻ってきてこれです(ビールあげる)」
初対面の人とも距離が縮まるのも高知ならでは。
高知市から(81歳):
「私、年がいってるけど飲むのが好きんよ」「初めてね、こたつに座りますのでね。楽しい」
こたつの「おきゃく」初体験という人はー
香川から:
「いろんな人から見られて恥ずかしいやら、でもちょっとうれしくなってきますね。こんな経験ないんで」
【2日目】あじさい太鼓演奏
勇壮な迫力ある和太鼓の演奏でスタートした2日目は土佐伝統の皿鉢料理を紹介する「南国土佐皿鉢祭」に大勢の人が詰めかけました。
田村優介アナウンサー:
「今年のテーマは”よろこびとともに“こちらにはキンメダイにマダイそしてレンコダイとタイが多く使われていてまさにおめで”タイ”皿鉢になっています」
高知市の大橋通り商店街には県内およそ30のホテルや料理店が手がけた和・洋・中の皿鉢料理およそ200点が並びました。
こちらの7歳の女の子はお目当ての皿鉢があるということで。
黒潮町から7歳女の子:
「お姉ちゃんの作品を見に来て、お姉ちゃんの作品がすごかったのでまた見に来たいです」
「お姉ちゃんにおうちで作ってもらいたい」
高知市の城西館で調理師として働く姉、沖風香さんが手掛けた皿鉢。タイの身に飾られた花びらなどが春を感じさせます。
初めて見る観光客は…
京都から:「すごいですね。やっぱり食へのこだわりと美しく盛るっていうのがすごく日本の文化だし、やっぱり新鮮な魚がたくさんあるので高知らしいなと思いました」
県の内外の人を魅了するイベントが盛りだくさん。土佐の「おきゃく」は3月9日まで開催され、8日と9日には中央公園で最後の2日間を盛り上げる「土佐の大座敷」が開かれます。