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News- 高知のニュース

「メローンクリスマス」メロンのツリー園児が飾り付け《ご褒美はイチゴ狩り》【高知・西島園芸団地】

もうすぐクリスマス。2024年も、あの高級フルーツでできたクリスマスツリーが南国市の観光施設で展示されています。

野村舞アナウンサー:
「今年も西島園芸団地にお目見えしました。メロンのクリスマスツリーメリー…いやメローンクリスマス」

高さ2メートル。円錐形の台に網目の美しいメロンをこれでもかと積み上げた超豪華なクリスマスツリーです。12月17日、南国市のあとむ幼稚園の年長組「メロン組」の園児が飾り付けのお手伝いにやってきました。

園児:Qメロン重い?
「かるい」「おもい」「かるいで」「おもい」

メロンのツリーは南国市の西島園芸団地が毎年行っているクリスマスの恒例企画で、2024年で13回目です。サンタに扮した職員に抱っこしてもらい高い場所にも丁寧に飾り付けていました。完成したメロンツリーを前に子どもたちにクリスマスプレゼントは何が欲しいか聞いてみました。

メロン組(年長)の園児:
「恐竜のおもちゃです」
「プリキュアのお人形」
「せんせいの赤ペンです」
Q.赤いペンで何するの
「丸付けです」
Q.何の丸付け
「……おべんきょう」
2025年、1年生になったら「さんすう」を頑張るそうですよ

メロンのツリーは12月22日まで展示されていて、飾られているメロンの数を当てるクイズ企画も行われています。正解者には年明け、食べ頃のメロンが1個プレゼントされます。

西島園芸団地・澤村潤さん:
Q.本当に当たる人はいるんですか?
「毎年いますよ。多いときは十何人いますし、少なくても2~3人は毎年かならずいます」
Q.ヒントをいただけないでしょうか
「100個はありますよね、確実に」

また、展示最終日の22日午前11時から飾られたメロンが1個1500円でチャリティー販売され、売り上げの一部は県内の福祉施設などに寄贈されます。

そしてお手伝いしたメロン組の園児たちには一足早いイチゴ狩りのクリスマスプレゼントです。

園児:「あまっ」

西島園芸団地は5棟のハウスで7万株のイチゴを栽培していて、今シーズンも1月1日から「イチゴ狩り」が始まります。2024年も甘くて、ジューシー出来は上々のようですが…

西島園芸団地・澤村潤さん:
「今年はほんと猛暑大変でした。かなり収獲が遅れましたね。例年よりずいぶん遅れました」

クリスマスやお歳暮シーズンに需要が高まるイチゴですが、猛暑の影響で2024年は過去に例がないほど収獲時期が遅れています。

西島園芸団地・澤村潤さん:
「日頃お付き合いのあるホテルやケーキ屋さんにイチゴを買っていただいているが、今年は申し訳ないですけど数が足りませんという形でご迷惑をかけています。お断りをしています」

そんなあおりを受けた店のひとつが香南市野市町で40年近く営業を続ける「いちごや」です。

例年、西島園芸団地からもクリスマスシーズンにイチゴを購入していましたが、2024年は愛媛の業者からの仕入れでやりくりすることに。

下司健太社長:
「今年のクリスマスで言うと生チョコのケーキの飾りを(イチゴから)クリに変えたりしています。あるとないじゃ飾ったときの見栄えも違いますし、イチゴってだいたいの人が好きじゃないですか、子どもも大好きなのでやっぱり飾りたいですよね」

イチゴだけでなく乳製品・小麦粉・砂糖など材料全てが高騰していて2024年のクリスマスケーキは2023年より300円から800円ほどの値上げとなりました。

ケーキの予約は19日までですがやはり「季節もの」。「いちごや」では予約の数自体はあまり減っていないそうです。猛暑や原材料価格の高騰が家計にも響くクリスマスになりそうです。

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