実在する金融会社を名乗り・・・《架空請求》60代男性が30万円の被害「支払わなければ裁判になる」
2024年12月4日(水) PM2時45分

高知県いの町の60代の男性が、実在する金融会社を名乗る男からの電話で、30万円近くをだまし取られました。
警察によりますと11月、いの町に住む60代の男性に「NTTファイナンス」を名乗る男から「クラウドという会社の動画、ゲーム、アプリの利用契約がされているが、1年間料金が未払いになっている」と電話がかかってきました。
男性が心当たりがないことを伝えたところ「支払わなければ裁判になる」などと言い、電話をつないだままATMへ移動して支払い手続きを行うことを指示。男性は指示に従い、指定された口座に29万5000円を振り込んだということです。その後、「内閣サイバーセキュリティセンター」を名乗る男からも同様の電話がかかってきたことから不審に思い警察に相談し、詐欺が発覚しました。
県警によりますと、高知県内の今年(2024年)の特殊詐欺の認知件数は50件、被害額はおよそ1億9480万円にのぼっています。