《7本指》で奏でるピアニスト・西川悟平さんが高知で初コンサート
2024年11月25日(月) PM8時09分
11月22日、世界で活躍する大阪出身のピアニスト・西川悟平さんが、初めて高知を訪れ南国市でコンサートを開きました。
西川悟平さん
「高知県にずーっと来たかったんですよ。YouTubeとか、色々ニュースとか資料とかで高知のこと調べたりしていくうちにどんどん来たくなって。高知来たいなってずっと去年から言ってたら、こんな素敵なところで高知デビューコンサートをさせていただいています。うれしい!」
西川さんは2021年に開催された東京パラリンピックの閉会式でグランドフィナーレを飾るなど、世界中から注目されているピアニストです。
高校生からピアノを始め、音符を読むところからのスタートでしたが、1999年に渡米。たゆまぬ努力の結果、ニューヨークのカーネギーホールで観客を熱狂させるほどになりました。
しかし渡米から2年後、突如「ジストニア」という難病に侵されました。
西川悟平さん
「弾こうとすると曲がっちゃって。右手が3本、左手が2本しか動かなかったんですけど、今はちょっとリハビリとかで、右5本、左2本で弾いています」
西川さんはリハビリの末、右手5本、左手2本の指を回復させ、現在も世界や日本各地でコンサートを開催しています。
西川さんの魅力はその音色だけではありません。自らがニューヨークで強盗に襲われた体験を軽快に語り、会場を盛り上げました。
会場には100人以上の観客が訪れ、西川さんのトークとピアノの音色に聴き入っていました。
南国市から
「すばらしかったですほんとに感動して涙が出そうでした」「トークもすごい楽しくてあっという間の2時間でした」
中学2年「指が自然と踊るように動きゆうところがすごいなと思った」
愛媛から「前回(コンサートが)今治であって、次も絶対ねって大好きになりました。とてもすばらしかったです。(12月の)銀座にも行きたいですね」
西川悟平さん
「温かかったですよ。お客様たちが熱い、やっぱり高知すごい。高知のすごさを知ってしまったので、もっと多くの高知の人とお会いしたいし、聴いていただきたいと思います」
西川さんは年間約250公演行っていて、12月8日には東京でコンサートが開催されます。