大阪の中心部に31日にオープンする県のアンテナショップ「とさとさ」。29日、メディア向けの内覧会が行われました。

明神康喜記者：
「JR大阪駅です。こちら南口になるんですけれども、駅ビルの向かって左奥、大きなビルが建っています。これがJPタワー大阪です。この2階に高知県のアンテナショップがオープンします」

県として初めてとなる関西圏のアンテナショップ「SUPER　LOCAL　SHOP　とさとさ」。JR大阪駅の西隣に完成した、地下3階・地上39階建ての「JPタワー」の中にある商業施設「KITTE大阪」に入居します。

「とさとさ」が入居する2階は日本各地の魅力を発見・再認識することがコンセプトになっていて、北海道や三陸などのアンテナショップあわせて15店舗が軒を連ねます。31日のオープンを前に29日は関係者を招いて内覧会が行われ、「土佐巻」と「カツオのたたき」が振る舞われました。

高知の魅力を紹介する巨大なサイネージが設置されている店内は、物販エリアと情報発信のエリアの2つに分かれています。

物販エリアには高知特産のユズの加工品や日本酒、菓子などが並んでいます。品数は900品にのぼり、商品は土産店のように個別に包装されたものではなく、地元のスーパーマーケットのような形で陳列されています。高知ならではの日常にあるぜいたくさを発信していく狙いがあるといいます。

物販エリアのほか伝統工芸品や職人の技を紹介するコーナーもあります。店内の一角は催事スペースとして利用できるようになっていて情報発信や地域間交流の場として活用していくということです。

高知県地産外商公社・奥田泰志関西事業本部長：
「高知らしい商品、またそういったものを店頭に並べて、少しメリハリをつけるような陳列にも工夫している」「より多くの関西のみなさんにおいでていただいて、この高知、また『SUPER　LOCAL　SHOP　とさとさ』を広く関西でPRしていけたらというふうに思っております」

来年の大阪・関西万博を視野に、関西戦略の拠点として船出する高知県のアンテナショップ「とさとさ」は31日オープンします。