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News- 高知のニュース

広報ウーマンが副業で活躍!建築士パパが育休100%。働き方改革に取り組む県内企業【高知】

特集です。高知県の人口は2024年4月の時点で66万人を割りました。特に大きな課題となっている「若い世代の減少」に歯止めをかけるため、働き方改革に取り組む2つの企業を取材しました。

高知市に本社をもつフクヤ建設。従業員数は約60人。社員の約半数が女性で、育休後の復帰率は100%。管理職も女性が半数を占めています。

建築士の安並亜弓実(やすなみ あゆみ)さんは、去年第一子を出産し、育休を経て2024年5月に復帰しました。

安並亜弓実さん:
「復帰したばっかりで大変なところもあるが、仕事もやりがいを感じでやれている。
育児とは違う環境に身を置くというのも、ある意味リフレッシュになっている。将来、子どもに設計士のママかっこいいねと言ってもらえたら嬉しい」

フクヤ建設が「女性が働きやすい職場づくり」に取り組み始めたのは2021年のことでした。誰もが長く働いてもらうための取り組みとして、社員一人一人に合わせた
“オーダーメイドな働き方”を制度化。育児と仕事の両立のため、時短勤務やテレワークで働く社員、治療と仕事を両立させるためフレックス勤務で働く人など、一人一人に合わせた柔軟な働き方を受け入れています。

広報の仕事をしている西村陽子さんは、高知龍馬学園でデザインを学び、今は、会社のパンフレットや動画を作っています。その一方で、副業として、デジタル画像を制作し販売するNFTクリエイターとしても活躍しています。

西村陽子さん
「基本、仕事が終わって家に帰って、家事をした後に、空き時間で少しずつ絵を進めている。副業をしていることを会社に生かすこともできるので、スキルアップの面でも(会社が)積極的に応援してくれる。色んなクリエイターや人と関わることで自分の視野が広がったりスキルアップになることが(副業をする)メリットかなと思う」

フクヤ建設 代表取締役・福家淳也さん
「せっかく何かやりたいという仕事が見つかったなら、色んな障害を乗り越えてずっとその仕事をできるような場所を提供するということをすごく考えている。そういったところに寄り添える制度づくりであったり環境づくりであったり、自分たちの環境を自分たちで作れる会社というのは意識的にやっていきたい」

住宅建築やリフォームなどを手掛ける工務店「ジグソー」は創業5年目です。
ジグソーは、高知県の「働き方改革コンサルティング事業」を利用し、働き方改革に取り組みました。

建築士 村上弘晃(ひろてる)さん
「小学生の娘がいて、今育児と仕事とを僕が両立してやってるんですけど、すごく大変な時期があって、会社の理解もあったのでやってこれた。そういう経験があったので、男性も育休をしっかりとって育児に向き合うことが大事なんじゃないかなという思いがあったので、男性育休100%っていうのをやってみたいなと思いました」

実際にはじまった働き方改革。県から派遣された、社労士などの資格をもつコンサルタントが入り、課題を洗い出すことからはじめました。仕事が属人化していることや、ルールが曖昧な部分を解決していくためにマニュアルをつくって誰でも仕事ができるようにしたり、議題それぞれに話し合う時間を決め、時間を管理することで会議を短時間で終わらせたりする工夫をしました。

コンサルタントのサポートを受けながら、社員が会社の課題に取り組み、わずか2カ月で働き方改革を実現させました。

高知県登録働き方改革コンサルタント 川田健太郎さん
「今までのルールやしきたりであったり、決まったことを変更するということに勇気がいるのが大きくあると思う。身近な、簡単なところから、スモールステップからスタートしてやっていくと、気持ちの変化も変わってきますし、社内の空気も変わってくる。社歴が長い大きな会社でも、大きく進んでいくと考えております」

さんさんテレビでは「かがやく未来を描く~高知県元気な未来創造戦略~」を、7月27日(土)午後6時半から放送します。働き方改革に取り組む企業や、子育て支援についてお伝えします。ぜひ、ご覧ください。

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