見た目はウナギ 実は天然ナマズ重! 四万十の味の救世主となるか
2024年7月19日(金) PM6時53分
「見た感じはウナギのかば焼きそっくりですが、実はこれウナギではないんです。皮の香ばしさや油の雰囲気はほぼウナギですが身がしっかりしていて歯ごたえは白身魚を食べている感じでしょうか」と食べた記者は語ります。
実はこれ四万十川でとれた天然のナマズ。清流四万十川の象徴ともいえる天然ウナギは近年ほとんど獲れなくなりました。四万十川ではウナギを取る仕掛けにナマズがかかることがあるということで、川漁師にはなじみのあるナマズを名物にしようと新しいメニューを開発しました。
川漁師と一緒に考えた3品の提供を始めたのは四万十町にある「道の駅四万十とおわ」の「とおわ食堂」です。「四万十天然なまずからあげ」は四万十町産のショウガと四万十市で製造している醤油を混ぜた生姜醤油に切り身を漬け込み唐揚げにしました。この唐揚げを特製のうな重のたれにくぐらせご飯と錦糸玉子の上に乗せた「四万十天然なまず重」のお値段は1480円。ウナギと比べるとずいぶんお手軽な価格。
ナマズのメニューは土曜・日曜にそれぞれ限定5食が販売されています。道の駅の刈谷貴泉店長は「ナマズって実は食べられるんだ!こんなおいしいんだ!と思ってもらって地元四万十の、地元にある食材に食べた方が目をむけてもらうとうれしいなと思います」とコメント。
ほとんど取れなくなった天然ウナギに代わり四万十の味覚の「救世主」となるかこの夏は「天然ナマズ」に注目です。