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News- 高知のニュース

380年の伝統!有田焼の陶芸家・十五代酒井田柿右衛門の作品展始まる【高知】

380年の伝統を受け継ぐ有田焼の陶芸家・十五代酒井田柿右衛門さんの作品展が高知市で始まりました。

川辺世里奈アナウンサー
「梅の花に藤鮮やかな赤い花に目を奪われます。磁器の白色はやわらかく温かみがあって、見ていて落ち着きます」

佐賀県の窯元で江戸時代初期からおよそ380年にわたって作られている有田焼の「柿右衛門様式」。現在は2014年に襲名した十五代目の酒井田柿右衛門さんが伝統技法を受け継いでいます。

3月14日高知大丸で始まった展示会では十五代目の作品を始め、窯元で作られた食器や花瓶など125点が展示・販売されています。

一般的な磁器は1種類の石を砕いて作られていて青みがかっているのに対し、十五代目が手がける作品は3種類ほどの石を混ぜて”乳白色”に。赤い絵の具を引き立たせるために追求された「濁手」という磁器で、国の重要無形文化財に指定されています。

十五代目のこだわりはデザインにも!時代の変化に合わせて新たなモチーフを取り入れていて、子供の頃に遊んでいたどんぐりを描くなど繊細さの中に遊び心が詰まっています。

柿右衛門窯の大阪店亀田裕司店長は「柿右衛門といえば赤が代名詞になりますので柿右衛門の赤をしっかり見ていただきたいと思います。柿右衛門の美しさをしっかり感じていただいてゆっくりご覧いただけたら」と話します。

十五代酒井田柿右衛門さんの作品展は高知大丸本館5階で3月25日まで開かれています。

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