【高知】坂本くんへ 《龍馬》に宛てた歌かそれとも・・・「近世・近代の書と絵画展」初公開の資料も
2024年2月12日(月) PM7時00分
高知市上町の龍馬の生まれたまち記念館で行われている「近世・近代の書と絵画展」。初公開の資料を中心に18点が展示されています。
ほとんどが研究中のため作者名など詳しいことは分かっていません。
こちらの3枚の絵は西洋流の砲術を描いた作品。青い服を着た男性が銃や大砲を撃っています。(西洋流砲術の図)
作者は分かっていませんが、天保12年(1841年)の軍事演習を描いた別の絵とよく似ていることが分かります。
(「高島四郎太夫砲術稽古業見分之図」板橋区立郷土資料館所蔵)
和歌が記された冊子「遺墨」は四万十市出身の武士、樋口信四郎と息子の真吉が江戸時代後期から末期にかけて作ったものと考えられ、「坂本くんへ」と書かれています。ただ、龍馬に宛てたものか…謎に包まれています。
龍馬の生まれたまち記念館 森本琢磨学芸員:
「昔の方々が書いた書の繊細な筆使いや力強い筆跡」
「親しみやすい絵もぜひ見ていただければ」
企画展は2月19日まで開かれています。