木で“完熟”させる宿毛の《ブンタン》 元チャンピオンが収穫中 【高知】
2024年1月10日(水) PM7時05分
高知県宿毛市ではおらんくの冬の味覚「ブンタン」の収穫が始まっています。
ブンタンは寒さに弱いため県内の他の産地では年末までに収穫を済ませて追熟させるのが一般的ですが、宿毛では暖かい気候を生かして年明けに収穫する「越冬完熟」を行っています。
木になったままの期間が長いと光合成の養分を多く蓄えられるため、甘さが増して酸味とのバランスが抜群になるということで宿毛市の松岡農園では1月5日から収穫を始めました。
松岡 良太さん
「なってるやつを全部取る感じですね。もうおいしく仕上がってるんで」
収穫に精を出しているのは松岡 良太さん34歳。実はプロボクシングの元・日本ウエルター級王者で「浪速のターミネーター」の異名をとるほどの活躍でしたが、今は妻の実家である農園の3代目として働いています。
松岡 良太さん
「ブンタンでも日本一目指してがんばります。ブンタン最高!」
松岡農園のブンタンは追熟させたあと2月1日から「チャンピオン文旦」と銘打って販売するということです。