【高知】室戸市の金剛頂寺でヤッコソウ見頃 牧野富太郎博士が命名 ヤッコの手の部分は「葉」
情報掲載日: 2023年11月17日(金)
高知県室戸市の金剛頂寺で3センチほどの小さな「ヤッコソウ」が姿を見せています。両手を広げたように見えることから「奴さん」になぞらえ、牧野富太郎博士が名付けました。
葉緑素がないため全体が乳白色で、シイの木に寄生しています。全体が花のように見えますが、両手に当たる部分は「葉」です。花粉を放出すると先端の丸い突起オシベがはずれて、下に隠れていたメシベが出てきます。
高知県立牧野植物園によりますと今室戸ではオシベとメシベの両方が見られますが、ひと目見ただけでは区別が付かないということです。
「ヤッコソウ」は今月いっぱい見られそうです。