画像

  • 画像
  • 画像
  • 画像

News- 高知のニュース

WBC日本代表栗山前監督 高知で講演「夢をかなえる力」 中高生ら「自分を信じて」

2023年のWBC日本代表監督の栗山英樹さんが11月6日夜、高知市で中高生に向け講演しました。県内の経済団体が主催した講演会には野球をしている中高生らおよそ900人が参加し、栗山さんが「夢をかなえる力」をテーマに講演しました。

2023WBC日本代表監督栗山英樹さんは講演で「野球はひとことで言ったら考えたもの勝ちです。人よりも『こういうふうになりたくて、こうしたくて』って一生懸命に考えて、人と違う発想を持って一つ一つ考えてやっていく。考え抜いた人が最後は勝ちきるっていうスポーツだと思っている」と話しました。

高校3年の受験生から人生を悔いなく生きるためにどうすればいいか質問を受けた栗山さん。野球人生を振り返り次のようにアドバイスしました。

栗山英樹さん「実はあんまりうまくいかなかったです。プロ野球もドラフトされなかったしテスト生で入ったし。結構ダメダメ君だったんですよね。ダメダメ君なんだけど野球、誰よりも好きでなんとかしがみついてそしたらこの年まで野球やらしてもらってる感じです。」

「ですから大学入った後、こんな勉強したいとかこんなことやりたい、だったら絶対自分はこんな風に頑張れるってなるような気がする。はっきりしたイメージを持っていれば、先のイメージを持ったら自分に必要なことは人間やれるはずなので、そうするときっと悔いは残らないかなと思うんです」

質問した女子生徒が「ありがとうございます」とお礼を言うと栗山さんは「きょう受験の勉強の邪魔したね 僕は、早く帰って勉強して下さい。ありがとうございました」と話しました。

講演会の後はサイン入りボールがもらえる抽選会が行われました。サービス精神旺盛な栗山さんは会場を回って直接手渡し、子供たちは満面の笑みで受け取っていました。

一人しかもらえないサイン入りバットはー司会「はやみさん!」当選したのは明徳義塾高校野球部の1年生。栗山さんにバットを渡され「”持ってますね”頑張ってくださいね」と激励を受けました。

明徳義塾高校野球部(1年生)「めっちゃうれしいです、家に持って帰って飾りたい。応援してもらったんで、それに応えられるように頑張っていきたいです」

今回の講演で中高生に一番伝えたかったメッセージについて栗山さんは「才能や能力よりも自分が出来ないと思って諦めてしまうことが一番マイナス。自分ができると信じていけばやれるまで我慢できれば何か起こるということだけは伝えてあげたかった。そのことだけは現場で若い子たちを預かってて間違いないことだと思うんで、ぜひ自分のことだけは信じて自分のことだけは大切にして頑張って欲しいと思います」

諦めずにやり続けてきた野球界のレジェンド・栗山さんとの交流で子供たちは自分の夢に向け新たな力をもらったようです。