今年の高知の“顔”は…龍馬賞に《高知県立牧野植物園》らんまん効果で来園者が激増【高知】
2023年11月1日(水) PM6時45分
『龍馬賞』は、文化、教育、スポーツなどの様々な分野で活躍した高知ゆかりの個人・団体に贈られます。第38回となる2023年は『高知県立牧野植物園』が受賞しました。
高知県立牧野植物園 川原信夫 園長
「いっときのブームに終わらせるのではなく、牧野博士の業績や史実、志や精神を後世に受け継いでいけるよう、園をあげて今後も取り組んでいきたい」
植物に関する研究・教育の発展や観光振興に貢献していることなどが主な受賞理由です。
1958年に開園した牧野植物園。最近は「らんまん」の放送やクルーズ船効果で訪れる人が激増しています。コロナ禍では年間の来園者数が11万人台まで落ち込みましたが、2022年度は21万4000人と過去最高に。2023年度は4月からの7カ月間だけで、開園以来初めて30万人を突破しています。
川原園長は龍馬と牧野博士の共通点について。
高知県立牧野植物園 川原信夫 園長
「“気持ちの強さ”といいますか、脇目も振らず進んでいく、猪突猛進、そういった部分は似ていると思う」
2023年5月には植物研究交流センターを新設。研究者と子供が交流できリピーターが増える施設を目指したいとしています。授賞式は龍馬の誕生日と命日にあたる11月15日に高知市で行われます。
川原園長は、朝の日課である園内の散歩中に牧野博士の像に受賞を報告したそうです。